明細行の設定
明細行に使用する項目や一覧表示用画面、入力用・表示用の画面などを作成します。
本機能は、データベースの設定画面にて明細行有無を “有り” と指定している場合のみ、使用可能となります。
明細行を使用する場合は、必ず設定してください。
明細行設定では、権限の設定は行いません。作成した各明細画面は、その親となる一覧表示画面、表示編集画面などで設定された権限に従います。
(1)明細行作成の概要
明細行の設定では、以下の作業を行います。
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フィールド設定 *
明細のフィールド(入力項目)を作成します。 -
明細画面設定
明細行の一覧画面、入力 および 表示用の画面を作成します。
明細画面は複数作成することができます。
一覧画面1つと入力・表示用画面1つで一つの明細画面設定となります。
デフォルトで、全項目が表示される一覧が登録されます。 -
連動項目の設定
作成したフィールド間の、連動設定を行います。
連動項目は複数作成することができます。 -
リンクの設定
明細のフィールドに対してデータベース間でのリンクを作成します。 -
明細画面の配置 *
作成した明細画面を、親となる表示編集画面のレイアウト内に配置します。
親の表示編集画面1つに対し、1明細を設定することができます。
なお、明細行のみの表示編集画面は作成できません。
明細フィールド設定
明細行のフィールド(項目)を作成します。
設定方法は基本的に「フィールド設定」と同様です。ただし、明細行フィールドでは「自動採番」「リッチテキスト」「スタンプ項目」「WebDB間連携項目」の形式は設定できません。また、フィールド登録時、「ソート対象」「キー項目」「再利用」の項目については使用できません。レコードを参照作成する際、明細行は、画面に項目が配置されていれば複写されます。
なお、作成できる明細フィールド数は 299 までとなります。
明細フィールドを作成する
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明細フィールドを作成したいデータベースのデータベース設定画面を開きます。
起動方法は、「データベースの新規作成」の「データベースをロック・ロック解除する」の項を参照してください。 -
データベースの設定画面の
をクリックします。
データベース設定画面にて「明細行有無」を “無し” に設定されている場合は、
は表示されません。明細行を使用する場合は、「明細行有無」を “有り” にする必要があります。
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左ペインの
をクリックします。
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フィールドの設定(一覧)画面の
をクリックし登録画面を起動します。
登録済みのフィールドのラジオボタンを選択し、
をクリックすることにより、登録済みのフィールドを複写して新規にフィールドを作成できます。ただし、参照作成時の新規登録画面では、入力形式は変更できません。
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以降の操作は「フィールド設定」の「フィールドを作成する」と同様です。
ただし、明細行フィールドでは「自動採番」「リッチテキスト」「スタンプ項目」「WebDB間連携項目」の形式は設定できません。また、フィールド登録時、「ソート対象」「キー項目」「再利用」の項目については使用できません。レコードを参照作成する際、明細行は、画面に項目が配置されていれば複写されます。
明細画面設定
明細行の一覧画面、入力および表示用の画面を作成します。一覧画面1つと入力・表示用画面1つで一つの明細画面設定となります。
明細画面は複数作成することができます。
デフォルトで、全項目が表示される明細画面「(全項目)」が登録されます。なお、デフォルトで登録される明細画面「(全項目)」は削除できません。また、項目の削除およびレイアウト編集は行えません。
基本的な設定方法は「通常の一覧表示画面の作成」「表示編集画面の作成」と同様です。ただし、明細画面ではブロックの表示制御は設定できません。
明細画面を作成する
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明細行の設定画面を表示します。
起動方法は、「明細フィールド設定」を参照してください。 -
左ペインの
をクリックします。
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明細画面の設定(一覧)画面の
をクリックします。
登録済みの明細画面のラジオボタンを選択し、
をクリックすることにより、登録済みの明細画面を複写して新規に明細画面を作成できます。
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明細行の表示編集画面を作成します。
レイアウト編集画面の設定操作については、「表示編集画面の作成」と同様です。
ただし、レイアウト設定画面でブロックの表示制御を設定することはできません。
設定が完了したら、をクリックします。一覧表示画面登録の画面が表示されます。
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一覧表示画面登録の上部に、明細画面名を入力します。
項目名 説明 明細画面名 *
明細画面の名称を入力します。
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引き続き、
をクリックし、明細行の一覧画面に配置する項目を指定します。
一覧の項目配置と書式設定の設定操作については、「通常の一覧表示画面の作成」の「一覧のレイアウトを設定する」の項と同様です。
設定が完了したら、をクリックします。一覧表示画面登録の画面に戻ります。
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設定した明細一覧画面をプレビュー表示する場合は、
をクリックします。
明細画面の設定(一覧)画面の
をクリックすることにより、プレビュー表示することもできます。
一覧に「複数社員選択」形式のフィールドを配置した場合、実際のデータ表示の際には以下のように先頭の社員1名のみ名称が表示され、他は省略されます。
レコード内容表示画面や汎用申請の起案内容画面では明細の複数社員選択項目に登録されている全社員を確認することはできません。 -
一覧表示画面登録の画面に戻り、
をクリックします。一覧の最後に追加されます。
列数を多く設定し入力項目を横にたくさん並べた場合、ユーザがレコードの内容表示画面の印刷機能を利用した際に正常に印刷できなくなる可能性があります。レイアウト作成時にはご注意ください。 |
連動項目の設定
明細画面の入力項目間の連動設定を行います。親画面のフィールドとの連動は行えません。
設定方法は基本的に「連動項目の設定」と同様です。
連動項目を作成する
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明細行の設定画面を表示します。
起動方法は、「明細フィールド設定」を参照してください。 -
左ペインの
をクリックします。
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連動項目の設定(一覧)画面の
をクリックします。
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連動項目の設定(登録)画面に、連動元項目・連動項目を指定し、
をクリックします。
以降の設定操作については、「連動項目の設定」の「連動項目設定を作成する」の項と同様です。 -
設定が完了したら、
をクリックします。一覧画面に戻ります。
リンクの設定
データベース間のリンクの設定を行います。
設定方法は基本的に「リンクの設定」と同様です。ただし、明細行の場合、レコードNoに対するリンクは設定できません。
リンクを作成する
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明細行の設定画面を表示します。
起動方法は、「明細フィールド設定」を参照してください。 -
左ペインの
をクリックします。
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リンクの設定(一覧)画面の
をクリックして登録画面を起動します。以降の操作は「リンクの設定」の「リンクを作成する」の項と同様です。
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設定が完了したら、
をクリックします。一覧画面に戻ります。
明細画面の配置
作成した明細行を、親のレイアウト編集画面へ配置します。
なお、明細行のみの表示編集画面は作成できません。また、表示編集画面に設定できる明細行は1つまでとなり、明細行のレイアウトの中に明細行を配置することもできません。
明細画面を親の表示編集画面に配置する
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明細行を配置したい表示編集画面を作成し、レイアウト編集画面を表示します。
表示編集画面の作成およびレイアウト編集画面の表示方法は、「表示編集画面の作成」を参照してください。
すでに作成されている表示編集画面に明細レイアウトを追加する場合は、編集画面を起動してください。 -
左ペインの
をクリックし、レイアウト選択パネルを表示します。
レイアウト選択パネルには、作成した明細レイアウトが表示されます。 -
配置したい明細レイアウトを選択し、右ペインへドラッグ&ドロップします。
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明細行の簡易イメージが表示されます。
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明細レイアウトの配置位置を変更する場合は、レイアウト左端の
をドラッグ&ドロップすることにより移動できます。なお、移動できるのは上下のみです。左右に並べて表示することはできません。
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表示編集画面に設定できる明細レイアウトは1つまでです。明細レイアウトが複数作成されている場合は、どれか1つのみ選択してください。
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設定した表示編集画面をプレビュー表示する場合は、レイアウト編集画面で
をクリックします。内容表示画面を確認する場合は、画面に入力し、
をクリックします。
このプレビュー表示にて、明細の入力画面は表示できません。明細の入力画面を確認したい場合は、「明細画面設定」の明細画面作成のレイアウト編集画面から行ってください。
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レコード内容表示画面のプレビューが表示されます。
をクリックしレイアウト編集画面に戻ります。
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設定が完了したら、
をクリックします。表示編集画面編集の画面が表示されます。
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(変更の場合は
)をクリックします。一覧画面に戻ります。
必ず、8の操作を行ってください。レイアウト編集画面にて設定を行っても、呼び出し元画面での登録(修正の場合は変更)を行わないと、レイアウト情報は登録されません。