集計表示設定

登録されたレコードのデータ集計表示画面を作成します。
集計表示画面は複数作成することができ、表・グラフなどの表示方法や、集計項目を指定することができます。
また、集計表示画面ごとに権限を設定でき、ユーザが参照可能な集計画面を制限することも可能です。

■データベースの集計表示一覧画面

作成した集計表示は、集計表示画面の権限で “参照可” の権限が設定されているユーザの集計表示一覧画面にて、“集計”選択肢に表示されます。集計選択肢を変更することにより、一覧画面に表示される集計画面を切り替えることができます。
また、“集計”選択肢の右横には “表示方法”選択肢、“絞り込み”選択肢などが表示され、表やグラフなど5つの表示パターンを切り替えたり、集計対象とするレコードの条件を切り替えたりして表示することができます。
なお、表示できる集計結果は300件までとなります。

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(1)集計の表示方法

集計データの表示には、以下の5つの表示方法があります。
集計表示画面を作成する際には、以下からデフォルトの表示方法を一つ指定して登録します。
ユーザがデータベースの集計表示一覧画面を起動すると、デフォルトの表示形式で集計内容が表示されます。

■表

集計結果を表形式で表示します。集計分類ごとに集計項目値の小計・中計・合計を表示できます。
また、表の縦軸のみでなく、横軸の集計(クロス集計)を行うこともできます。

<集計表示>

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<クロス集計>

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■円グラフ

集計結果を円グラフで表示します。集計分類ごとの集計項目値の構成比率を見るのに利用できます。

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■折れ線グラフ

集計結果を折れ線グラフで表示します。集計分類を横軸、集計項目値を縦軸として、データの推移を見るのに利用できます。

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■縦棒グラフ

集計結果を縦棒グラフで表示します。集計分類を横軸、集計項目値を縦軸として、データの比較をするのに利用できます。

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■横棒グラフ

集計結果を縦棒グラフで表示します。集計分類を縦軸、集計項目値を横軸として、データの比較をするのに利用できます。

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(2)分類項目として設定可能なフィールド

集計に使用する項目に指定可能なフィールドは以下となります。
以下に記載する形式以外は、分類項目に指定できません。

入力形式 詳細集計区分

日付項目

日で集計
月で集計
年で集計
年度で集計

年月項目

月で集計
年で集計
年度で集計

日付時刻項目/日付時刻計算項目

秒で集計
時で集計
日で集計
月で集計
年で集計
年度で集計

お客様選択項目

企業で集計
部署で集計
担当者で集計

文字列(1行)/数値/フラグ/ラジオボタン/ドロップダウン/時刻項目/WebDB間連携項目/DB参照項目/DB参照コード/スタンプ項目/会社選択/部門選択/社員選択/商品選択項目/WebDB参照項目/WebDB参照コード入力

-

■システム標準項目
項目 詳細集計区分

登録日時/最終更新日時

秒で集計
時で集計
日で集計
月で集計
年で集計
年度で集計

登録者/最終更新者

-

顧客リレーション image9

企業で集計 ( *1 )
部署で集計 ( *2 )
担当者で集計 ( *3 )

データベースの設定項目「顧客リレーション種別」により、選択できる区分が以下の通り異なります。
企業(1:1)、企業(1:n)の場合
 *1 のみ選択可能
部署(1:1)、部署(1:n)の場合
 *1、*2 のみ選択可能
担当者(1:1)、担当者(1:n)の場合
 すべて選択可能

集計表示画面を作成する

  1. 集計表示画面を作成したいデータベースのデータベース設定画面を開きます。
    起動方法は、「データベースの新規作成」の「データベースをロック・ロック解除する」の項を参照してください。

  2. 左ペインの image335 をクリックします。

    image336 frame 2

  3. 集計の設定(一覧)画面のimage109をクリックします。

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    登録済みの集計表示のラジオボタンを選択し、image112 2をクリックすることにより、登録済みの集計設定を複写して新規に集計設定画面を作成できます。

  4. 集計画面編集画面に、以下の項目を入力します。

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    項目名 説明

    集計表示名 *

    集計表示画面の名称を入力します。
    ユーザがデータベースの集計表示一覧画面で選択する集計の名称となります。

    アクセス権限情報

    image29 をクリックし、アクセス権限を設定します。
    アクセス権限の設定については、ユーザーズマニュアル 基本編「共通操作」の「権限設定」を参照してください。
    指定可能な権限は以下のとおりです。

    ”参照可”

    データベースの集計表示一覧画面の集計選択肢に表示されます。

    “公開しない”

    データベースの集計表示一覧画面の集計選択肢に表示されません。

    権限による参照可否の詳細は、「ライセンスによるデータベース作成の違い」の「(3)権限について」を参照してください。

    表示方法

    集計表示画面の表示方法(表/円グラフ/折れ線グラフ/縦線グラフ/横線グラフ)を選択します。
    ユーザがデータベースの集計表示一覧画面で選択する集計方法のデフォルト値となります。

    分類項目 *
    (大分類・中分類・小分類)

    集計時のキーとなるフィールドを選択します。
    大分類・中分類・小分類の3つまで指定ができ、各分類のドロップダウンからフィールドを選択すると、一部の形式のフィールドでは、さらに詳細な集計区分を選択するドロップダウンが表示されます。

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    各分類で選択できる入力形式と、入力形式ごとに設定可能な集計区分は、「(2)分類項目として設定可能なフィールド」を参照してください。

    大分類は必ず指定してください。
    また、各分類に同じフィールドを重複して選択することはできません。

    合計・小計の表示

    分類項目で指定した項目単位で、小計・中計・合計(総合計)を表示するかどうかを指定します。
    “合計・小計を表示する” にチェックを入れると、「ソート条件」の設定値が自動的に設定されます。
    なお、合計・小計の表示は、表示方法で “表” を選択した場合のみ使用可能です。

    クロス(横軸)集計項目

    縦軸の分類項目での集計に加え、横軸に対しても集計を行う項目を設定します。
    クロス集計を行う場合は、“クロス集計を行なう” にチェックを入れ、横軸に表示する項目を選択してください。
    なお、クロス(横軸)集計項目は、表示方法で “表” を選択した場合のみ使用可能です。
    各分類で選択できる入力形式については、「分類項目」と同様です。ただし、「お客様選択項目」「顧客リレーション」は選択できません。

    • 「分類項目」「集計項目」に指定したものと同じフィールドを重複して選択することはできません。

    • “クロス集計を行う” と設定した集計表示画面の場合、ユーザのデータベースの集計表示一覧画面では、表示方法は “表” のみ選択可能となります。“表“以外の表示方法(グラフ)では表示できませんのでご注意ください。

    集計方法・集計項目 *

    集計対象とする項目とその集計方法を登録します。
    image340 をクリックして設定領域を表示し、「集計方法」「集計項目」を選択してimage139をクリックします。

    ■集計方法・集計項目設定領域

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    集計方法 *

    項目の集計方法を指定します。
    “合計”、“平均”、“最大値”、“最小値”、“レコード数” から選択してください。選択内容によって、「集計項目」の選択肢が切り替わります。最初に選択してください。

    集計項目 *

    集計対象となる項目を指定します。
    集計方法に“合計”、“平均”、“最大値”、“最小値” を指定した場合、数値/自動計算項目/時間量項目/時間量計算項目のフィールドから選択可能となります。
    集計方法に “レコード数” を指定している場合は、選択できません。

    登録した明細は、表示順の変更が可能です。
    指定した表示順で、集計項目が表示されます。
    表示順の変更については、ユーザーズマニュアル 基本編「共通操作」の「表示順の変更」を参照してください。
    もしくは、image111 をドラッグ&ドロップすることにより表示順を変更できます。

    • 必ず1件以上登録してください。

    • 「分類項目」「クロス集計項目」に指定したものと同じフィールドを重複して選択することはできません。

    • 表示方法に “円グラフ” を指定している場合、登録できるのは1件のみとなります。

    ソート条件

    表示の際のソート条件を指定します。
    ソート項目と、“昇順” または “降順” を選択してください。
    ソート項目に指定できるのは「分類項目」および「集計項目」に指定した項目のみとなります。
    なお、表示方法が “表” で、且つ、“合計・小計を表示する” が選択されている場合は、ソート項目は分類項目で固定となります。“昇順” または “降順” のみ指定可能です。

    絞り込み条件

    集計対象となるレコードの絞り込み条件を指定します。
    ユーザがデータベースでこの集計を表示した際のデフォルトの絞り込み条件となります。

    使用区分

    使用有無を選択します。“使用しない” を選択すると、アクセス権限設定に関係なく、データベースの集計表示一覧画面の集計選択肢に表示されなくなります。

    ポートレット用URL

    コーポレートナビに表示するためのポートレット登録用URLが表示されます。
    集計表示画面を作成した後、再度、集計表示画面の編集画面を開くと表示されます。
    表示されているURLをコピーし、「ポートレットの登録」画面にて登録してください。ポートレットの登録 および コーポレートナビへの表示設定はシステム管理者が行います。設定については、管理者マニュアル を参照してください。

    ポートレットとして使用する場合、以下の制限事項があります。

    • スタートアップナビには表示できません。

    • “使用しない” と設定されている場合は、表示されません。

    • ライセンス「Web データベース」が割り当てられていない社員の場合は、表示されません。

    • image9 CRMデータベースの集計の場合、ライセンス「CRM」が割り当てられていない社員の場合は、表示されません。

    • 集計表示画面の権限で “参照可” の権限がない、もしくはこの集計表示画面が設定されているデータベースやその上位フォルダすべてに対し一つでも参照権限がない社員の場合は、表示されません。

    • ソート順の切替、表示方法や絞り込みの切替、[明細を確認]リンクなど、動的な機能は使用できません。

    • 表示できる集計結果は300件までとなります。

  5. image165をクリックします。一覧の最後に追加されます。

  • データベースの設定作業が完了したら、必ずロックを解除してください。ロックを解除しないと他の人が変更・削除できません。

  • 一覧にて表示順の変更が可能です。表示順の変更については、ユーザーズマニュアル 基本編「共通操作」の「表示順の変更」を参照してください。

  • 変更・削除する場合は、集計の設定(一覧)画面の image195 をクリックして集計の編集画面を表示し、変更 および 削除を実行します。

権限設定情報をダウンロードする

登録済みの全集計表示画面の権限設定情報をCSVファイルに出力できます。

個人設定にて出力ファイルの文字コードを指定できます。設定については ユーザーズマニュアル 基本編「共通設定」を参照してください。

  1. 集計画面編集(一覧)画面のimage238をクリックします。

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  2. ファイルダウンロード画面からCSVファイルをダウンロードします。

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