ライセンスによるデータベース作成の違い

データベースは、利用するライセンスによって、設定内容や利用方法が異なります。

(1)データベースを使用する機能

データベースは、以下の機能で使用できます。

ライセンス 機能 説明

Webデータベース

Webデータベース

データベースに作成した入力項目・入力画面・一覧表示画面などを利用し、レコード(データ)の登録や参照を行えます。
集計画面や通知設定を行っておくと、ユーザは、作成したデータベースに登録されたデータの一覧や集計結果を参照したり、更新情報の通知を受け取ったりすることができます。

汎用申請

汎用申請

データベースに作成した入力項目・入力画面を、汎用申請時の申請フォーマットとして利用できます。
入力画面の作成に加え、申請書の登録を行う必要があります。申請書の登録は、システム管理者または権限を付与された社員が行います。設定については、ユーザーズマニュアル 汎用申請設定編 を参照してください。
なお、汎用申請ライセンスと同時に「Webデータベース」ライセンスが登録されている場合は、集計画面設定などが可能となり、ユーザが申請データの一覧や集計結果の参照に利用できます。

CRM

CRM

「Webデータベース」と同様、データベースに作成した入力項目・入力画面・一覧表示画面などを利用し、レコード(データ)の登録や参照を行えます。
なお、データベースは「管理単位」と呼ばれる単位ごとに情報を管理することができます。管理単位などCRM機能については ユーザーズマニュアル CRM編 を参照してください。

(2)ライセンスによるデータベース作成機能の違い

ライセンスにより、作成できるデータベースの種類が以下の通り異なります。
各データベースの作成画面は、専用のメニューから起動します。

ライセンス 作成可能なデータベース 説明

Webデータベース

Webデータベース

Webデータベース専用のデータベースです。

汎用申請

汎用申請データベース

汎用申請専用のデータベースです。

CRM

CRMデータベース

CRM専用のデータベースです。

各データベースの作成画面にて使用可能な機能は以下の通りとなります。

機能 Webデータベース 汎用申請データベース CRMデータベース

データベース設定

フィールド設定

一覧表示画面設定

表示編集画面設定

絞り込み条件設定

集計表示設定

外部DB参照定義

連動項目設定

通知設定

リンク設定

×

操作制限設定

外部連携設定

明細行設定

   ・フィールド設定

   ・明細画面設定

   ・連動項目設定

   ・リンク設定

×

スマートフォン設定

   ・一覧表示画面設定

   ・表示編集画面設定

※○:使用可 △:Webデータベースライセンスが登録されている場合のみ使用可 ×:使用不可

(3)権限について

フォルダ・データベース・一覧表示画面・表示編集画面・集計表示ごとに権限設定が可能です。
レコードの参照などを行うには、設定対象ごとに下表の ◎ および ○ のいずれかの権限が必要です。
例えば、CSV出力を行うには、「フォルダ」の権限に “データベース作成可” または “参照可” と、「データベース」のアクセス権限に “データベース管理者” または “参照・レコード削除可” または “参照可”、CSV出力権限に “CSV出力可” が必要です。さらに、一覧表示画面や表示編集画面にも “参照可” 以上の権限が必要です。

image7 Webデータベースの場合
設定対象 権限 参照 登録 編集 削除 CSV出力 集計表示 権限補足

フォルダ

公開しない

Webデータベースのフォルダ一覧に表示されません。

データベース作成可

フォルダに対して新規にデータベースを作成できます。ただし、新規作成のみとなり、変更はできません。

参照可

データベース

アクセス
権限

公開しない

データベース管理者

データベースに対する設定が行えます。

参照・レコード削除可

参照可

CSV
出力権限

公開しない

CSV出力可

一覧表示画面
※1

公開しない

参照可

表示編集画面
※1

公開しない

参照・編集可


※2


※2


※3

新規作成用/編集用のどちらで使用するかの設定により、登録/編集の可否が異なります。

参照可


※2


※3

絞り込み条件
※1

公開しない

参照可

集計表示
※1

公開しない

参照可

※◎:実行可能権限 ○:必要だが、他の権限に依存する
※レコードの登録権限があるユーザは、他者が登録したレコードの編集も可能です。
ただし、操作制限設定でレコード登録者のみ操作可能になっている場合は、他者が登録したレコードの編集はできません。
※上表は各設定対象の使用区分に、“使用する” が設定されている場合となります。
※1:上記条件に該当する一覧表示画面、表示編集画面、集計表示画面、絞り込み条件が1つ以上あれば実行可能です。
※2:操作制限設定で編集ボタン/削除ボタンが操作不可になっている場合は、編集/削除は行えません。
※3:参照権限のある表示編集画面に配置されているフィールドのみCSV出力が可能となります。

image8 汎用申請データベースの場合

ライセンス「Webデータベース」が登録されている場合、Webデータベースと同様の機能を使って、汎用申請の申請データの参照や集計表示などが可能です。
レコード(申請データ)を参照する場合などの権限は以下が必要となります。

設定対象 権限 申請
※3
参照 CSV出力 集計表示 権限補足

フォルダ

公開しない

汎用申請データベースのフォルダ一覧に表示されません。

データベース作成可

フォルダに対して新規にデータベースを作成できます。ただし、新規作成のみとなり、変更はできません。

参照可

データベース

アクセス権限

公開しない

データベース管理者

データベースに対する設定が行えます。

参照・レコード削除可

参照可

CSV
出力権限

公開しない

CSV出力可

一覧表示画面
※1

公開しない

参照可

表示編集画面
※1

公開しない

参照・編集可


※2

参照可


※2

絞り込み条件
※1

公開しない

参照可

集計表示
※1

公開しない

参照可

※◎:実行可能権限 ○:必要だが、他の権限に依存する
※上表は各設定対象の使用区分に、“使用する” が設定されている場合となります。
※汎用申請データベースの場合、直接レコードの登録・編集・削除は、行えません。また、参照できるのは、最新の内容のみです(一時保存状態を含む)。再申請により履歴がある場合、過去の内容は参照できません。
※1:上記条件に該当する一覧表示画面、表示編集画面、集計表示画面、絞り込み条件が1つ以上あれば実行可能です。
ただし、※3 の申請の場合は、申請や追記に利用する表示編集画面に対して権限設定が必要です。
※2:参照権限のある表示編集画面に配置されているフィールドのみCSV出力が可能となります。
※3:申請操作は汎用申請機能です。ライセンス「Webデータベース」の登録有無に関係なく利用できますが、一部権限設定に依存します。

image9 CRMデータベースの場合

CRMデータベースは、データベースを登録するフォルダに対し「管理単位」が割り当てられます。
参照権限のない管理単位のフォルダに対してデータベースを作成したり参照したりすることはできません。
以下は、参照権限のある管理単位のフォルダに対して行える操作となります。

設定対象 権限 参照 登録 編集 削除 CSV出力 集計表示 権限補足

フォルダ

公開しない

CRMデータベースのフォルダ一覧に表示されません。

データベース作成可

フォルダに対して新規にデータベースを作成できます。ただし、新規作成のみとなり、変更はできません。

参照可

データベース

アクセス権限

公開しない

データベース管理者

データベースに対する設定が行えます。

参照・レコード削除可

参照可

CSV
出力権限

公開しない

CSV出力可

一覧表示画面
※1

公開しない

参照可

表示編集画面
※1

公開しない

参照・編集可


※2


※2


※3

新規作成用/編集用のどちらで使用するかの設定により、登録/編集の可否が異なります。

参照可


※2


※3

絞り込み条件
※1

公開しない

参照可

集計表示
※1

公開しない

参照可

※◎:実行可能権限 ○:必要だが、他の権限に依存する
※レコードの登録権限があるユーザは、他者が登録したレコードの編集も可能です。
ただし、操作制限設定でレコード登録者のみ操作可能になっている場合は、他者が登録したレコードの編集はできません。
※上表は各設定対象の使用区分に、“使用する” が設定されている場合となります。
※1:上記条件に該当する一覧表示画面、表示編集画面、集計表示画面、絞り込み条件が1つ以上あれば実行可能です。
※2:操作制限設定で編集ボタン/削除ボタンが操作不可になっている場合は、編集/削除は行えません。
※3:参照権限のある表示編集画面に配置されているフィールドのみCSV出力が可能となります。