CSVからのデータベース作成

CSVデータから、新規にデータベースを作成します。
取り込み時に作成されるのはデータベースの基本情報、フィールド情報、CSVファイルに指定されたデータ(レコード)のみとなります。その他の設定については、データ取り込み後に画面より設定してください。
また、データベースのアクセス権限をはじめとする詳細については、デフォルトの状態で作成されます。必要に応じて画面から修正してください。

image8 なお、この機能は、汎用申請データベースの場合は利用できません。

(1)データベース作成の手順

手順 作業名 説明

1

CSVファイルの作成 *

決められたレイアウトに従って、CSVデータを作成します。

2

CSV取り込み *

画面にて、作成したCSVファイルの取り込み処理を実行します。
取り込みを実行すると、CSVデータの内容が画面に表示されます。
データベース名や項目名(フィールド名)を画面で入力後、データベースの作成を実行します。

(2)データ取り込みの留意事項

  • CSVファイルにデータが1行も存在しない場合は、取り込めません。

  • CSV1ファイルで、1データベースを作成します。

  • CSVファイルの文字コードはShift-JISまたはUTF-8で作成してください。取り込み時に画面で指定します。

  • CSVファイルはカンマ区切りで作成してください。

  • CSVファイルの入力文字にカンマおよび改行が存在する場合は、” ” で囲んでください。

  • CSVファイルの1行目から最大6行目までのうち、入力されているデータの列数が異なる行がある場合は、取り込めません。各行の列数をそろえる必要があります。

  • 50項目以上は取り込めません。

(3)タイトル行

CSVデータ(レコード)と一緒に項目名(フィールド名)も取り込みたい場合は、CSVファイルの1行目にタイトル行を作成します。
タイトル行を指定した場合、CSVファイル読み込み後、画面にタイトル行の各名称が表示されます。
指定しない場合は、“1列目”、“2列目” …と仮の項目名が表示されます。
項目名(フィールド名)は、CSV読み込み後に画面で修正できます。

(4)レコード

タイトル行を指定する場合はタイトル行の列に合わせて、2行目以降に取り込みを行うデータ(レコード)を指定します。タイトル行を指定しない場合は1行目から指定します。
指定できる値の最大桁数(半角文字数)は、形式により異なります。
タイトル行のみの列がある場合は取り込めません。どの項目も必ず1行はデータ(レコード)を指定する必要があります。

(5)その他

image9 CRMデータベース の場合、「顧客リレーション種別」は “なし” で作成されます。データベース作成後、「顧客リレーション種別」は変更できませんのでご留意ください。

■入力形式に対する値

以下に記載する形式以外は、取り込めません。

形式

文字列(1行)

文字を指定します。
改行コードは指定できません。
最大桁数は 4000 となります。

文字列(複数行)

文字を指定します。
改行が含まれる場合は、“ ” で囲んでください。
最大桁数は 9999 となります。

リッチテキスト

文字を指定します。
入力値は<div>~</div>で囲み、文字修飾などは XHTMLタグで指定します。また、改行する場合は、「<br/>」タグを指定してください。

タグの閉じ忘れなどがあると、レコード内容表示画面自体が正常に表示されない恐れがあります。タグの利用にはご注意ください。
サポートするタグは、リッチテキスト入力画面(テキストエディタ)のアイコンにて実行できる文字の装飾や配置変更、表の挿入などのみとなります。

数値

数字を指定します。
桁数は最大20桁(小数点以下を含む)、小数点以下の桁数は最大5桁までとなります。
マイナス(-)、ピリオド(.)、カンマ(,)は含みません。

フラグ

オフの場合は “0”、オンの場合は “1” を指定します。

チェックボックス

選択肢の名称を指定します。複数の選択肢を選択する場合は、改行コードで区切られた状態で指定します。改行コードで区切る場合は、“ ” で囲んでください。
最大桁数は 4000 となります。

ラジオボタン

選択肢の名称を指定します。
最大桁数は 4000 となります。

ドロップダウンリスト

選択肢の名称を指定します。
最大桁数は 4000 となります。

日付項目

YYYYMMDD形式で指定します。

年月項目

YYYYMM形式で指定します。

時刻項目

HHmm形式で指定します。

日付時刻項目

YYYYMMDDHHMI形式で指定します。

時間量項目

分単位の数値を指定します。
入力値は -52560000 ~ 52560000( -100年 から +100年 を分単位に換算した数値)の間で指定してください。小数は指定できません。

URL

URLを指定します。
最大桁数は 4000 となります。

※入力形式の詳細については、「フィールド設定」を参照してください。

CSVからデータベースを作成する

  1. データベースの登録画面を表示します。

  2. 左ペインのフォルダ一覧からデータベースを作成するフォルダをクリックします。

    image22 frame

    image9 CRMデータベース の場合、参照権限のある管理単位のフォルダのみ表示されます。
    フォルダ一覧の最上位の階層には、各管理単位の名称のフォルダ(システム作成フォルダと呼びます)が表示されます。このシステム作成フォルダの直下にはデータベースを作成することはできません。

  3. image53をクリックします。

    image54 frame

  4. ファイル選択画面で以下を指定し、image55をクリックします。

    image56 frame

    項目名 説明

    CSVファイル *

    取り込みを行うCSVファイルを指定します。

    先頭行の扱い

    CSVファイルの1行目の値を、データベースの項目名(フィールド名)とするかどうかを指定します。
    項目名として取り込む場合は、“先頭行を項目名にする” をチェックします。

    文字コード

    CSVファイルの文字コードを指定します。

  5. 項目確認画面が表示されます。画面上部には、作成するデータベースのフィールドのイメージとして、CSVファイルのデータが最大で先頭5行目まで表示されます。

    image57 frame

    項目名 説明

    (項目名)

    作成するデータベースの項目名を表示します。

    先頭行を項目名にする場合

    指定したCSVファイルの1行目の値を、項目名として表示します。

    先頭行を項目名にしない場合

    指定したCSVファイルのデータが入力されている列数だけ、1列目、2列目、… n列目 と表示します。

    (CSVデータ)

    CSVファイルのデータを最大5行目まで表示します。
    先頭行を項目名にする場合は、CSVファイルの2行目から最大5行目までを表示します。

  6. 画面中央部に、作成するデータベースの基本情報を入力します。

    image58 frame

    項目名 説明

    データベース名 *

    データベースの名称を入力します。

    管理単位名 image9

    データベース登録先のフォルダに割り当てられている管理単位が表示されます。この画面で直接変更はできません。「フォルダ名」を変更すると、フォルダに応じた管理単位が表示されます。

    image59 frame

    管理単位については ユーザーズマニュアル CRM編 を参照してください。

    フォルダ名 *

    データベースの登録先フォルダを選択します。
    データベース一覧画面で選択していたフォルダが初期設定されますので、必要に応じて変更してください。

    image9 CRMデータベース の場合、登録後は管理単位の異なるフォルダへは変更できません。

    同一フォルダ内に、同一名称のデータベースは作成できません。

  7. 画面下部に、データベースに設定するフィールド情報を入力します。

    image60 frame

    項目名 説明

    フィールド名 *

    フィールド名を入力します。
    一覧表示、入力画面などの項目名となります。画面上部の表の(項目名)が初期表示されますので、必要に応じて変更してください。

    形式 *

    フィールドの入力形式を指定します。
    以下から選択してください。

    <取り込まない>

    データベースのフィールドとして取り込みを行わない場合に指定します。

    (各入力形式)

    指定できる入力形式は、
    文字列(1行)、文字列(複数行)、リッチテキスト、数値、フラグ、チェックボックス、ラジオボタン、ドロップダウンリスト、日付項目、年月項目、時刻項目、日付時刻項目、時間量項目、URLのみとなります。
    入力形式の詳細については、「フィールド設定」を参照してください。

    全ての項目に “<取り込まない>” を指定することはできません。必ず1項目以上、形式を指定してください。

  8. image61をクリックします。

    指定した形式に一致しない文字列が入力されているなど、CSVデータに不備がある場合は、画面の上部にエラーメッセージが表示されます。
    エラーが表示される場合は、メッセージ内容を確認し、CSVファイルのデータやフィールドの入力形式等を見直し、再度image61をクリックしてください。

  9. 設定確認画面が表示されます。入力内容を確認し、image31をクリックします。データベースが作成され、データが取り込まれます。

  10. 実行結果を確認します。以下から実行履歴の確認画面を表示します。

    • image7 Webデータベース の場合
      image14 > Webデータベース管理業務 > CSV取り込み をクリック

    • image9 CRMデータベース の場合
      image17 > お客様情報の管理 > CRMデータベースCSV取り込み をクリック

  11. image62をクリックします。実行結果を確認してください。

    image63 frame

    状態欄が、”実行待ち”、“実行開始” の場合は、左ペインのimage64をクリックし、一覧を更新してください。また、出力実行日を変更し検索することにより、過去に出力した情報を確認できます。

    ■正常終了の場合

    すべての取り込みが正常に終了した場合は、"正常終了" と表示されます。
    image65 をクリックすると、実行結果表示画面が表示され、取り込み時に指定した条件と取り込まれた件数を確認できます。
    <実行結果表示画面>

    image66 frame

    ■警告終了の場合

    レコードの取り込みに失敗した場合は、“警告終了”と表示されます。また、取り込み件数が 0件 の場合も "警告終了“ となります。
    image67 をクリックし、原因を確認します。
    “警告終了” は、レコードの取り込み処理開始時にデータベースがロックされていた場合に発生します。この場合、実行結果表示画面に「データベースが使用できません。」と表示されます。

    ■異常終了の場合

    予期しないシステムエラーが発生した場合は、"異常終了" と表示されます。異常終了の場合は、全データが取り込まれません。image68 をクリックし、エラーの内容を確認します。

実行結果が“警告終了”、“異常終了” の場合でも、データベースは作成されます。再度、CSVファイルからのデータベースの作成を実行する場合は、作成されたデータベースを削除し、再実行してください。

  • データの取り込み中は、作成するデータベースの使用区分は “CSV取込中” と表示され、データベースに関する設定変更は一切行えません。取り込みが完了したら、“仮運用中” となります。

  • データベースが作成された際、作成したデータベースの使用区分は “仮運用” となります。仮運用中は、データベース管理者のみデータベース一覧に表示されます。各種設定を確認・修正しユーザに公開する時に、“使用する” に変更してください。

  • 作成したデータベースの設定を変更する場合は、データベース一覧画面のデータベース名をクリックしてください。なお、データベース管理者以外は選択できません。