明細種別の登録

日当・宿泊明細、交通費明細を入力する際に、選択する明細種別を登録します。明細種別を選択することで、領収書有無の初期表示や仕訳データ作成の際の勘定科目との関連付けを行います。明細種別の詳細は「用語の説明」を参照してください。

出張明細種別を登録する

以下の手順にて明細種別の登録を行います。

  1. image1 > 経費精算申請の設定 > マスタの登録 をクリックします。

  2. 申請・精算欄の Step.2「出張明細種別登録」 をクリックします。

  3. 左ペインで会社を選択し、以下の項目を入力します。選択した計算区分によって、それ以下の入力項目が変わります。

    • 計算区分で “交通費” を選択した場合

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    • 計算区分で “日当” を選択した場合

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    • 計算区分で “宿泊” を選択した場合

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      ■入力域
      項目名 説明

      分類

      明細入力画面の明細種別ドロップダウンリストのどの階層に表示させるかを指定します。大分類、中分類、小分類はそれぞれ、ドロップダウンの1階層目~3階層目を意味しています。

      大分類 *

      分類で中分類、小分類を選択した場合のみ表示され選択可能となります。登録する中分類、小分類がどの大分類配下なのかを指定します。

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      中分類 *

      分類で小分類を選択した場合のみ表示され選択可能となります。登録する小分類がどの中分類配下なのかを指定します。

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      種別名称 *

      明細種別ドロップダウンリストに表示させる名称を入力します。

      課税区分

      課税、課税(軽減税率)、非課税、対象外、なし から選択します。

      課税区分 説明

      課税

      標準税率で課税される明細種別の場合に選択します。

      課税
      (軽減税率)

      軽減税率で課税される明細種別の場合に選択します。

      非課税

      保険料、利息、医療、福祉、教育など、消費税が非課税の明細種別の場合に選択します。

      対象外

      ご祝儀、香典など、課税対象外の明細種別の場合に選択します。

      なし

      最下層以外の明細種別の場合に選択します。
      例)階層設定が3の場合の、大分類と中分類の明細種別に設定します。

      仕訳キー

      仕訳データ出力用のキーを入力します。詳細は「仕訳定義の登録」の「仕訳キーと勘定科目」 を参照してください。

      有効/無効

      この明細種別を申請者が使用できるようにするかどうかを選択します。運用途中にて利用しなくなった場合には、無効に変更します。大分類や中分類を無効にした場合は、配下の明細種別も無効扱いとなり、明細種別ドロップダウンリストに表示されなくなります。

      部門識別

      明細種別と負担部門の関連チェックを行う場合に入力します。詳細は「(7)明細種別負担部門チェックの設定」を参照してください。大分類に設定します。中分類や小分類に設定してもシステムでは無視します。

      計算区分

      交通費明細で選択する明細種別は「交通費」、日当・宿泊明細の場合は「日当」か「宿泊」を選択します。

      ■計算区分で “交通費” を選択した場合

      領収書

      領収書が必要か不要かを選択します。「不要」を設定すると申請者は明細入力画面にて領収書の有無の選択が可能となり、「要」を設定すると領収書有無は「有」に固定されます。

      タクシー代など領収書が必要な明細種別の場合は「要」を選択します。

      単価入力

      単価 × 数量にて金額計算を行う明細種別の場合に「する」を選択します。
      「する」を選択した場合、明細入力画面の金額欄に数量入力項目が表示されます。(単位は表示されません)

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      また、「する」を設定した明細種別には手当金額を登録する必要があります。詳細は「手当金額の設定」を参照してください。

      ■計算区分で “日当” を選択した場合

      初期表示

      初期表示で初期選択する場合に「する」とします。

      回数算出

      日当の回数算出の基準を設定します。
      「通常」を使用する場合は、システム設定の共通番号 00001360 [出張] 日当計算/出張日数上限 にて計算区分を「0」に、「初日」・「中間日」・「最終日」を使用する場合は「1」に設定する必要があります。共通番号 00001360 [出張] 日当計算/出張日数上限 の設定は「(11)日当計算/出張日数上限の設定」を参照してください。
      回数算出の設定例とその算出結果は「■日当の回数算出について」を参照してください。

      ■計算区分で “宿泊” を選択した場合

      初期表示

      初期表示で初期選択する場合に「する」とします。

      ■一覧部
      項目名 説明

      種別名称

      大分類、中分類、小分類の名称が表示されます。
      中分類の場合は「.中分類名」、小分類の場合は「..小分類名」のように、名称の前に「.(ドット)」が付加されます。

      計算区分

      交通費/日当/宿泊 が表示されます。

      課税区分

      入力域で選択した課税区分の名称が表示されます。

      初期表示

      する/しない が表示されます。

      回数算出

      通常/初日/中間日/最終日 が表示されます。

      領収書

      要/不要 が表示されます。

      単価入力

      する/しない が表示されます。

      仕訳キー

      入力域で入力した値が表示されます。

      有効無効

      有効/無効 が表示されます。

      部門識別

      入力域で入力した値が表示されます。

  4. image5をクリックします。必要な明細種別数だけ、3~4を繰り返してください。

    • 変更する場合は、一覧から対象項目のラジオボタンをクリックします。クリックすると、入力域に内容が表示されます。内容を変更後、image6をクリックします。

    • 削除する場合は、一覧から対象項目のラジオボタンをクリックし、image22 をクリックします。

    • 一覧のラジオボタンをクリックし、内容を変更後、image5をクリックすると、入力した内容をもとに新規登録(参照作成)が可能です。

    • image23をクリックすると、画面が初期状態に戻ります。

    • 一覧にて表示順の変更が可能です。表示順の変更については、ユーザーズマニュアル 基本編「共通操作」の「表示順の変更」を参照してください。

■日当の回数算出について

計算区分で「日当」を選択した場合、日当の回数算出の基準を設定します。
出張申請・精算で該当明細種別を選択した時、ここで設定した「回数算出」と入力した出張期間によって、以下のように日当回数が算出されます。

<出発日と帰着日が同じ日の場合>

初日

1.0日 または 0.5日

中間日

0.0日

最終日

0.0日

<出発日と帰着日が異なる日の場合>

初日

1.0日 または 0.5日

中間日

出発日、帰着日を除く日数

最終日

1.0日 または 0.5日

初日と最終日が 1.0日になるか 0.5日になるかは、共通番号 00001360 [出張] 日当計算/出張日数上限 にて設定した「半日当計算」、「半日当基準時刻」によって決まります。共通番号 00001360 [出張] 日当計算/出張日数上限 の設定については、「システム設定(出張申請・精算)」の「(11)日当計算/出張日数上限の設定」を参照してください。

以下は回数算出の設定例とその算出結果です。

  • 半日当計算しない場合(「半日当計算」を「0」と設定した場合)

出発日 ~ 帰着日 通常 初日 中間日 最終日

1/10 ~ 1/17

8.0

1.0

6.0

1.0

  • 半日当計算する場合(「半日当計算」を「1」、「半日当基準時刻」を 13:00 と設定した場合)

出発日時 ~ 帰着日時 通常 初日 中間日 最終日

1/10 9:00 ~ 1/17 19:00

8.0

1.0

6.0

1.0

1/10 14:00 ~ 1/17 19:00

7.5

0.5

6.0

1.0

1/10 9:00 ~ 1/17 11:00

7.5

1.0

6.0

0.5

1/10 14:00 ~ 1/17 11:00

7.0

0.5

6.0

0.5