システムの管理運用

システム管理者は、当システムを利用する上で必要な様々なマスタ情報の登録・設定を行います。

初期導入時の作業

当システム導入時には、以下の登録・設定を行います。

ライセンスの登録(必須)
利用ライセンスを登録します。
設定については、「ライセンス管理」を参照してください。

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組織の登録(必須)
組織図や社員(ユーザ)を登録します。
設定については、「組織の管理」を参照してください。

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システム共通設定
メール環境やログイン環境などシステム共通の設定を行います。
設定については、「システム環境の設定」を参照してください。

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利用するアプリケーションごとの設定
掲示板の作成など利用するアプリケーションに応じた設定を行います。
設定については、各アプリケーションのマニュアルを参照してください。

運用管理

当システムの運用にあたり、以下の管理があります。

1)システム環境の管理

システム環境の運用管理にはサーバ、ネットワークなどのハードウェアの運用管理とオペレーティングシステム(OS)やデータベースなどのソフトウェアの運用管理があります。

2)利用者の管理

組織変更、人事異動などによって、システム利用者、及び、組織の変動が発生します。システム管理者は継続的にシステムの利用者(組織)の管理を行う必要があります。
組織の変更については、「組織図の作成・運用」を参照してください。その他の設定については、各マニュアルを参照してください。

3)データ管理
1.データのバックアップ

本システムにおいて、バックアップ対象となるのはデータベースのデータです。データベースのバックアップ方法については、データベースメーカーが提供しているマニュアルを参照してください。

2.データ削除

グループウェア(掲示板、スケジュール、施設等)や汎用申請データなどで不要となったデータについて、定期的にデータ削除作業を実施してください。
データ削除は、機能毎に日付を指定した一括データ削除機能があります。データ削除については、各機能のデータ削除の項を参照してください。

4)ログ管理

ログインや、各種処理起動、顧客情報アクセスログ、掲示板アクセスログなど、さまざまなログが取得されます。これらのログの管理、バックアップ、削除タイミングを検討し設定する必要があります。
ログ管理については、「ログの設定・管理」を参照してください。

5)バッチ処理

本システムには、日次で動作させるバッチプログラムが存在します。

1.日次夜間処理

Webサーバに配置されたバッチファイル(daily.cmd)が、OSのコマンドを利用し1日1回自動起動されます。バッチファイルを実行するタスクがOSのタスクスケジューラに登録されています。標準インストールした場合、タスク名はPEDAILYで登録されています。

  • 帳票データなどの一時データの削除

  • ナレッジポイントの加算

  • リアクションの通知データ(リアクションしてから180日経過したデータ)の削除

  • 社員ごとの直近20件以外のログイン履歴データの削除

  • 期限を過ぎた予約スケジュールの自動承認

  • 着手日が到来した作業に対する新着通知フラグのセット

  • 備品管理者データの作成

  • 設定された期間を経過した社内メールのゴミ箱データの削除

  • 設定された期間を経過したログデータの削除

  • 設定された期間を経過した閲覧履歴データの削除

  • Webデータベースの通知データ作成処理

  • Webデータベースの確認済み通知データ(確認してから1ヶ月経過したデータ)、Webデータベース機能が利用できなくなった社員の通知データの削除

  • ファイル管理拡張オプションのライセンスが失効した場合のPDF変換設定の強制変更(オプション製品「ファイル管理拡張オプション」導入時のみ)

  • ファイル管理のPDF変換後にフォルダ設定(PDF変換する/しない)変更により不要となったPDFファイルの削除(オプション製品「ファイル管理拡張オプション」導入時のみ)

  • 設定された期間を経過したファイル管理PDF変換ログデータの削除(オプション製品「ファイル管理拡張オプション」導入時のみ)

  • 設定された期間を経過したお客様新着情報データの削除

  • ワークフローの代行依頼機能について、依頼期間の開始日が到来したものを依頼中状態にしたり、終了日の過ぎたものを解除する処理

※実行は、午前0時~営業開始時間内に設定してください。

2.日次随時処理
  • アシストメッセージの生成処理

※実行は、お客様の運用にあわせて設定してください。

データベース情報の確認

データベースサーバのメモリ使用状況、接続状況、蓄積されたデータのサイズや最大サイズ、使用率を確認することができます。

データベース情報を確認する

  1. image6 > データベース情報の確認 を起動します。

  2. データベースサーバステータス画面が表示されます。
    最新の情報に更新する場合は、image7をクリックします。

    image8 frame

    ■基本情報
    項目名 説明

    ホスト名

    データベースサーバのホスト名が表示されます。

    バージョン

    データベースサーバのバージョンが表示されます。

    ■メモリ使用状況
    項目名 説明

    shared_buffersの設定値

    データベースで設定されている共有メモリバッファのサイズ(shared_buffers)の設定値が表示されます。

    ■接続状況
    項目名 説明

    現在の全接続数

    データベースに接続している全セッション数が表示されます。

    接続数

    当システムで使用しているデータベースユーザが、データベースに接続しているセッション数が表示されます。

    image9 をクリックすると、接続しているコンピュータ名と接続数が表示されます。

    max_connectionsの設定値

    データベースで設定されている最大接続数(max_connections)の設定値が表示されます。

    ■データサイズ状況

    この項目の情報は、1時間ごとにサーバ側でチェックされ、その時点の情報が表示されます。
    image7をクリックしても、そのタイミングで最新情報は取得できません。

    項目名 説明

    ドライブタイプ

    ドライブタイプが表示されます。

    パス

    ドライブのパス名が表示されます。

    使用量

    現在利用中のデータ容量が表示されます。

    最大サイズ

    ドライブの最大サイズが表示されます。

    使用率

    ドライブの最大サイズに対するデータ使用量の割合が表示されます。最大データサイズが100%になるとデータ登録できなくなりますので、その前にデータ容量追加を検討してください。

    90%を超えるとシステム管理者のアシストメッセージに通知されます。

    チェック日時

    データ容量がチェックされた日時が表示されます。

接続中ユーザの確認

当システムにログインしているユーザを確認できます。
表示される情報は、現在アクセスしているWebサーバの情報となります。Webサーバを複数台で運用している場合は、それぞれのWebサーバにアクセスし確認してください。

なお、以下の留意事項があります。

  • スマートフォン用サイトの接続中ユーザは確認できません。

  • 1台のWebサーバで複数のJavaVMを起動している場合、アクセスしているWebサーバの利用ユーザすべてを確認することはできません。(表示される情報は、アクセスしているJavaVMの情報となります。)

  • 接続中の判断はセッション情報で行います。ユーザが当システムのサイトを閉じるときに、ログアウトを実行せずブラウザを直接閉じた場合、しばらく接続中ユーザに残ります。(デフォルト:20分)
    また、同じユーザが複数表示される場合があります。

接続中ユーザを確認する

  1. image6 > 接続中ユーザ一覧 を起動します。

  2. 接続中ユーザ一覧画面が表示されます。最新の情報に更新する場合は、image10をクリックします。

    image11 frame

    ■基本情報
    項目名 説明

    ホスト名

    アクセスしているWebサーバのホスト名が表示されます。

    インスタンス名

    インスタンス名が表示されます。デフォルトは、“pe4j”となります。

    接続ユーザ数

    接続しているユーザの数が表示されます。

    ■接続中ユーザ
    項目名 説明

    ユーザID

    接続しているユーザのユーザIDが表示されます。

    IPアドレス

    接続元のIPアドレスが表示されます。