マスターインポートユーティリティ

このマニュアルでは、マスターインポートユーティリティについて説明します。
マスターインポートユーティリティは、CSVファイルからセットアップやマスタ変更を効率的に行うツールです。

■マスターインポートユーティリティの機能
  1. CSVデータ(カンマ区切り)からの取り込み
    CSVデータは、Excel等で容易に作成できるので、効率的にデータの作成が可能になります。

  2. 現在の設定情報を取り込み時と同じレイアウトで出力可能
    組織情報については、設定情報の出力が可能です。現在の設定情報を出力し、変更後、再度取り込むことができます。

  3. データ取込の際に、置き換え、追加・変更などの取込方法の選択が可能
    ただし、データ種類により動作が異なります。

  4. バッチ処理により実行可能
    一部の機能については、バッチ処理にて取込・出力が可能です。
    なお、バッチ処理はクライアント端末からでも実行可能です。

なお、マスターインポートユーティリティにて取込めるデータの種類に制限があります。また、データ種類によって、実行できる機能の差があります。詳細は以下を参照してください。
経費精算申請のマスターインポートユーティリティについては、管理者マニュアル 経費精算申請編 を参照してください。

(1)セットアップ可能なデータ

セットアップ可能なデータは以下のとおりです。

機能 データ 説明

組織

社員

社員の登録」にて登録する社員の基本情報および利用ライセンス情報。

地区

地区の登録」にて登録する地区情報。

役職

役職の登録」にて登録する役職情報。

社員区分

社員区分の登録」にて登録する社員区分情報。

部門・グループ

予定の組織図の部門情報。
現行組織および現在編集中の予定の部門情報の出力が可能。

社員所属

予定の組織図の社員所属情報。
現行組織および現在編集中の予定の社員所属の出力が可能。

CRM

商品

商品の登録」にて登録する商品情報。

顧客情報

お客様の名刺情報および会社部署情報。

基本

カレンダーイベント

カレンダーの登録」にて登録するカレンダーごとのイベント・休日情報。

(2)データ毎の実行可能な機能

データごとに実行可能な機能は以下のとおりです。

データ

インポート時の動作

出力
※2

全置換
※1

追加・
変更

データ変更時の条件

バッチ
実行

実行単位

社員

×

ユーザIDが同一 又は 内部番号が同一。

全社共通

地区

×

外部コードが同一。
なお、CSVファイル内に存在しない登録済みのデータは “使用しない” に変更されます。

全社共通

×

役職

×

外部コードが同一。
なお、CSVファイル内に存在しない登録済みのデータは “使用しない” に変更されます。

会社別

×

社員区分

×

外部コードが同一。
なお、CSVファイル内に存在しない登録済みのデータは “使用しない” に変更されます。

会社別

×

部門・
グループ

○※3

×

会社別

社員所属

○※3

×

会社別

商品

×

商品コードが同一。

会社別

×

顧客情報

×

内部で管理している企業ID、部署ID、担当者ID が一致する場合。
または、会社名、部署名、担当者名のいずれかが同一の場合。

管理単位別

カレンダー
イベント

△※4

カレンダー別

※1:全置換とは、データを削除した上で、新規に登録します。
※2:◎:画面およびバッチにて実行可能 ○:画面のみ実行可能 ×:出力不可
※3:予定の組織図にのみ取込可能。
※4:追加のみ可能。

(3)マスターインポートユーティリティに関する設定および利用方法

このマニュアルでは、マスターインポートユーティリティの利用に関する以下の項目について説明します。

セットアップ処理の実行

各データのセットアップ処理の実行方法について説明します。

実行結果の確認

セットアップ処理の実行結果の確認方法について説明します。

CSVレイアウト

各データを取り込むための、CSVレイアウトについて説明します。