社員のセットアップ

社員の基本データ、利用ライセンスのセットアップを行います。
取込(インポート)、およびCSVへの出力(エクスポート)が可能です。
取込と出力のCSVデータのレイアウトは同一です。現在の社員データをCSVに出力し、Excel 等で変更後、再度、取り込む運用が可能です。

(1)取込み手順

取込(インポート)時の処理の流れを示します。

手順 項目名 説明

1

ライセンスの事前
確認 *

社員データを取り込む場合は、事前に利用人数分のライセンスが登録されている必要があります。
事前にライセンスの確認を行ってください。現在利用可能なライセンスについては、「ライセンスの登録」の「現在のライセンス・利用者数を確認する」の項を参照してください。

2

CSVファイルの作成 *

取り込みデータをCSV(カンマ区切り)形式で作成します。
CSVレイアウトの詳細は、「社員データCSVレイアウト」を参照してください。
なお、社員データは、CSVに出力(エクスポート)が可能です。当システムに登録された情報をCSVに出力し、出力されたCSVを変更することで、準備作業が効率的に行えます。

3

セットアップ処理の実行 *

2 で作成したCSVファイルを取り込みます。

4

セットアップ処理の完了確認 *

MIUセットアップ実行履歴画面で、実行したセットアップ処理が正常に終了したかどうかを確認します。
異常終了した場合は、エラー原因を取り除き、3 セットアップ処理 を再実行してください。

5

セットアップ結果の確認 *

社員の登録・変更画面にて取込みが問題なくおこなわれたか確認してください。

(2)留意事項

  • 社員データの更新は、“ユーザID” の値がすでに登録されているかどうかをチェックし、データを新規に追加するか、置き換えするか判断します。全件置換機能はサポートしていません。

  • 取込時、CSVデータにパスワード項目が設定されていない場合、パスワード項目の置き換えは行なわれません。取込時点で設定されているパスワードが継続使用可能です。

  • 社員が個々に設定したパスワードは、システム管理者であっても確認できるべきではないので、CSV出力時、パスワード項目(ログインパスワード、承認パスワード、メールパスワード)は、CSVに出力されません。

  • ご購入ライセンスが不足している場合、機能ライセンスを社員に割り当てることができないため、社員データを取込むことができません。。ライセンス超過のエラーが発生した場合、追加ライセンスのご購入をお願いします。

  • 取込時、ID有効期限が切れている社員の機能ライセンスが一括で未使用状態に更新されます。

社員データを取込む

  1. image4 > MIU:セットアップ処理 をクリックします。

  2. 左ペインの image9 をクリックします。

  3. 社員のセットアップ画面のインポート処理欄に、取込むCSVファイルを指定します。

    image10 frame

    項目名 説明

    CSVファイル *

    image11 をクリックし、取込むCSVファイルを指定します。

    表示条件

    CSVファイル内の1行目にタイトルが挿入されている場合は、選択してください。取込む時に1行目は無視されます。

    文字コード

    CSVファイルの文字コードを指定します。

  4. image12をクリックします。

  5. image13をクリックします。
    取込み結果の確認を行います。詳細は、「実行結果の確認」を参照してください。

社員データを出力する

  1. image4 > MIU:セットアップ処理 をクリックします。

  2. 左ペインの image9 をクリックします。

  3. 社員のセットアップ画面のエクスポート処理欄のimage12をクリックします。

    image14 frame

    出力条件 説明

    文字コード

    CSVファイルの文字コードを指定します。

  4. image6 をクリックし、出力されたファイルを保存します。

    image15 frame

バッチ処理にて社員データを取込む

  1. バッチファイルを作成します。
    以下を参考に、お客様の環境に合わせバッチファイルを作成してください。
    例)バッチ実行用ファイルの配置ディレクトリが「C:\tool」の場合

    java -jar C:\tool\BatchClient.jar -server http://<サーバー名>[:ポート]/pe4j -apikey <認証キー> -type <実行処理> -processTimeout <タイムアウト時間> -file <CSVファイル名> -fileEncoding <文字コード> -header <タイトル行有無>

    ※上記は1行で記載します。

    ■指定するパラメタ
    項目名 説明

    http://<サーバー名>[:ポート]/pe4j *

    当システムにアクセスする際のURLを指定してください。

    認証キー *

    バッチ実行の準備」で発行した認証キーを指定してください。

    実行処理 *

    empimportを指定してください。

    タイムアウト時間

    バッチ処理のタイムアウト時間(秒)を指定してください。1 から 518,400 までの間で指定してください。
    未指定の場合は、21,600秒(6時間)となります。

    CSVファイル名 *

    取り込みに使用するCSVファイルの格納先およびファイル名をフルパスで指定してください。

    文字コード

    CSVファイルの文字コードを shift-jis または utf-8 で指定してください。
    未指定の場合は、shift-jis として取り込まれます。

    タイトル行有無 *

    1行目をタイトル行として扱うかどうかを指定します。
    1行目をタイトル行として扱う場合、true を指定します。
    1行目をタイトル行として扱わない場合、false を指定します。

    <サンプル>

    java -jar C:\tool\BatchClient.jar -server http://d-circle/pe4j -apikey 19999999-a7aa-4444-9cc9-666aaa222222 -type empimport -processTimeout 10800 -file C:\emp.csv -fileEncoding utf-8 -header true

    ※上記は1行で記載します。

  2. 作成したバッチファイルを実行します。
    実行時のパラメタに問題がある場合やバッチ処理起動時にエラーが発生した場合は、コマンドプロンプトにエラーメッセージが表示され、取り込みが行われません。エラーメッセージから原因を確認のうえ、エラー原因を取り除き、再度バッチファイルを実行してください。

  3. バッチ実行が終了後、実行結果を確認します。
    正常終了時には、コマンドプロンプトに正常終了した旨のメッセージが表示されます。
    異常終了時には、コマンドプロンプトに警告 または エラーが発生した旨のメッセージが表示されます。
    実行したセットアップ処理(バッチ処理)の結果確認は、実行履歴の確認画面から行います。詳細は、「実行結果の確認」を参照してください。
    なお、異常終了した場合、警告やエラーの詳細の確認は、実行履歴の確認画面およびログ照会画面から行います。ログ照会については、「ログ照会」の項を参照してください。

バッチ処理にて社員データを出力する

  1. バッチファイルを作成します。
    以下を参考に、お客様の環境に合わせバッチファイルを作成してください。
    例)バッチ実行用ファイルの配置ディレクトリが「C:\tool」の場合

    java -jar C:\tool\BatchClient.jar -server http://<サーバー名>[:ポート]/pe4j -apikey <認証キー> -type <実行処理> -processTimeout <タイムアウト時間> -file <CSVファイル名> -fileEncoding <文字コード>

    ※上記は1行で記載します。

    ■指定するパラメタ
    項目名 説明

    http://<サーバー名>[:ポート]/pe4j *

    当システムにアクセスする際のURLを指定してください。

    認証キー *

    バッチ実行の準備」で発行した認証キーを指定してください。

    実行処理 *

    empexportを指定してください。

    タイムアウト時間

    バッチ処理のタイムアウト時間(秒)を指定してください。1 から 518,400 までの間で指定してください。
    未指定の場合は、21,600秒(6時間)となります。

    CSVファイル名 *

    出力するファイルのパスおよびファイル名を指定してください。
    「\」「/」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」などのOSで使用できない文字は指定できません。

    文字コード

    CSVファイルの文字コードを shift-jis または utf-8 で指定してください。
    未指定の場合は、shift-jis で出力されます。

    <サンプル>

    java -jar C:\tool\BatchClient.jar -server http://d-circle/pe4j -apikey 19999999-a7aa-4444-9cc9-666aaa222222 -type empexport -processTimeout 10800 -file C:\EmpList.csv -fileEncoding utf-8

    ※上記は1行で記載します。

  2. 作成したバッチファイルを実行します。
    実行時のパラメタに問題がある場合やバッチ処理起動時にエラーが発生した場合は、コマンドプロンプトにエラーメッセージが表示され、出力が行われません。エラーメッセージから原因を確認のうえ、エラー原因を取り除き、再度バッチファイルを実行してください。

  3. バッチ実行が終了後、実行結果を確認します。
    正常終了時には、コマンドプロンプトに正常終了した旨のメッセージが表示されます。
    異常終了時には、コマンドプロンプトに警告 または エラーが発生した旨のメッセージが表示されます。
    ログ照会にて実行結果を確認します。正常終了時には出力件数、異常終了時には例外メッセージが出力されます。(出力結果が 0件 の場合は正常終了となります。)
    ログ照会については、「ログ照会」の項を参照してください。