スケジュール

スケジュール機能では、自分自身のスケジュール管理以外に他者へのスケジュールの予約・参照など、会社全体でスケジュール情報を共有できます。
スケジュール機能には、主に以下の機能があります。

  • 自分自身のスケジュールの管理

  • 他者へのスケジュールの予約、予約時のメール送信

  • 予約スケジュールに対する回答

  • 他者スケジュールの確認

  • スケジュール登録時に、受付への連絡事項を同時に通知

  • スケジュールと施設の同時予約

  • 秘書による秘書対象者(役員など)のスケジュール管理

  • スケジュールデータのCSV出力(自分および秘書対象者のスケジュールのみ)

  • スケジュールへのコメント入力

(1)スケジュールに関するメール送信

スケジュールの登録時などにメールを送信できます。メール送信は、メールが送信されるタイミングによって送信先アドレスが異なります。メールの送信されるタイミングによる送信先は以下の通りです。

■スケジュール関連のメール送信先
送信先アドレス タイミング 送信先社員

携帯メールアドレス

スケジュール登録時

  • スケジュール登録画面の社員欄に指定された社員

  • 指定された社員に設定されている秘書

登録済みスケジュールに新たに社員(参加者)が追加された時

  • 追加された社員

  • 追加された社員に設定されている秘書

予約者がスケジュールを削除した時
予約者がスケジュール予約先社員から社員を削除した時
登録済みスケジュールに新たに参加者を追加した社員が、追加後に対象社員を削除した時

  • スケジュールを削除された社員

  • 指定された社員に設定されている秘書

スケジュールの日時変更時

  • スケジュール登録画面の社員欄に指定された社員

  • 指定された社員に設定されている秘書

E-mailメールアドレス
または
社内メール

予約スケジュールに対する出席回答

  • スケジュールを予約した社員

  • 秘書が回答した場合、秘書対象者。秘書対象者が回答した場合は、秘書

予約された社員によるスケジュール出席回答後の回答変更
(不参加 → 参加、参加 → 参加取消など、回答を変更した場合)

  • スケジュールを予約した社員

  • 秘書が回答した場合、秘書対象者。秘書対象者が回答した場合は、秘書

なお、携帯メールアドレス および E-mailアドレス にメール送信を行うには以下の設定が行われている必要があります。 また、Webサーバから設定したSMTPサーバを利用しメール送信が行える必要があります。

システム設定

ユーザ設定

  • 個人設定(E-Mail・携帯電話の設定)
    受信するE-mailアドレス、携帯メールアドレスを設定します。

  • 個人設定(グループウェア環境のスケジュール欄)
    メールの受信有無を指定します。個人設定の詳細は、ユーザーズマニュアル 基本編「個人設定」を参照してください。

(2)スケジュールの公開・件名のみ公開・非公開

スケジュールに対して公開設定を行うことができます。
スケジュール公開(参照・予約が可能)は以下の2つの設定により決定されます。

  1. スケジュール1件単位での設定
    1件1件のスケジュールごとに『公開』『件名のみ公開』『非公開』の属性をもちます。
    『非公開』にした場合、そのスケジュールに関連する社員(スケジュール登録画面の社員に指定されている社員)のみ参照可能となります。
    スケジュールを参照する権限がない社員が参照した場合、空き時間かどうかを確認可能とするため、スケジュールの一覧表示、グラフ表示画面には表示されます。但し、件名が「(予定有)」となり、内容を表示することはできません。
    『件名のみ公開』にした場合、件名は分かりますが、『非公開』と同じく内容を表示することはできません。
    <非公開の場合の例>

    image2 frame

    上図の場合、友野さん自身のスケジュールは参照できますが、非公開のスケジュールは「(予定有)」となり、10時~12時の間に予定があることはわかるが、内容は確認できません。

  2. 特定社員に対するスケジュール公開先の設定
    特定社員に対して、スケジュールを参照できる社員を設定できます。
    設定する場合は、「スケジュール公開先の登録」で設定します。スケジュール公開先を指定した場合、公開先に指定された社員以外は、対象社員のスケジュールを一切参照することはできません。スケジュールを一切誰にも公開したくない場合は、自分自身を公開先に指定します。
    設定しない場合は、全会社全社員または社内の全社員に公開されます。

    <非公開の場合の例>

    image3 frame

    社員選択欄の上部にメッセージが表示され、選択した社員のスケジュール自体を参照できません。

    ■公開先の設定例
    社員 公開先

    A社員

    設定なし

    B社員

    X社員、Y社員のみ参照可能

    上記設定を行い、A社員・B社員それぞれのスケジュールをX社員、Y社員、Z社員(その他の社員)が参照した場合、以下のようになります。
    ”公開”、”件名のみ公開”、”非公開” はスケジュール1件単位での設定を指します。

    A社員

    B社員

    公開

    件名のみ公開

    非公開

    公開

    件名のみ公開

    非公開

    X社員・Y社員

    Z社員

    ×

    ×

    ×

    ○:スケジュール参照可能
    △:スケジュール一覧の表示は可能。但し、予定内容は参照不可(スケジュールがあることは確認できるが、内容はわからない)
    ×:スケジュール一覧・予定内容ともに参照不可(スケジュールの有無もわからない)

  3. 他の会社とのスケジュールの共有
    他の会社とスケジュールを共有するかどうかを設定可能です。
    他の会社とスケジュールを共有しないとした場合、他の会社の社員のスケジュールの参照やスケジュール予約は行えません。
    当設定は、2.特定社員に対するスケジュール公開先の設定よりも優先されます。
    設定はスケジュール環境の設定から行います。スケジュール環境の設定は、「スケジュール環境の設定」を参照してください。

(3)秘書機能

役員・社員に対して秘書登録を行うことができます。秘書として登録された人は、秘書対象者(役員・社員)のスケジュールに対して秘書対象者と同様の作業(スケジュールの登録など)が行えます。
秘書は秘書対象(役員・社員)のスケジュールに対して以下のことが行えます。

  1. 秘書対象者のスケジュール登録
    通常他の社員のスケジュールを登録した場合、”スケジュール予約” となり予約された社員は出席回答が必要ですが、秘書が登録した場合は直接登録となり出席回答は不要となります。
    役員にスケジュールが登録された場合、秘書にも予約メールが送信されます。

  2. 秘書対象者の予約スケジュールの出席回答
    秘書対象者の代わりに、秘書が予約スケジュールの出席回答を行えます。秘書が出席回答を行った場合、秘書対象に対しても予約回答メールが送信されます。

  3. スケジュールの参照
    スケジュール公開先の設定にかかわらず、秘書対象者のスケジュールを参照できます。
    ただし、スケジュール1件単位での公開区分を ”非公開” に設定したスケジュールの場合、スケジュール環境の設定により、参照を許可するかしないかを設定可能です。
    スケジュール環境の設定に関しては、「スケジュール環境の設定」を参照してください。

秘書は、一人の役員に対して複数の秘書を設定できます。また、一人の社員を複数の役員の秘書に設定することも可能です。
秘書の設定は、スケジュール公開先の登録で行います。スケジュール公開先の設定は、「スケジュール公開先の登録」を参照してください。

(4)スケジュールに関する設定

スケジュール機能に関する設定作業には以下の項目があります。必要に応じて実行してください。

スケジュール環境の設定

表示に関する設定やメール送信、出先・空き状況画面の自動更新間隔などスケジュールに関する様々な環境設定を行います。

予定区分の登録

”会議” や ”来客” などのスケジュールの区分(予定区分)を登録します。また、グラフ表示時の予定区分の色を指定します。
予定区分は初期データ登録されています。必要に応じて変更してください。

受付場所の登録

スケジュール登録時に、受付に来訪者の情報を連絡する場合、連絡先の受付場所を登録します。
受付を利用しない場合、「スケジュール環境の設定」にて、受付への連絡事項欄を非表示にできます。

スケジュール公開先の登録

スケジュールの参照・予約権限を設定します。また、秘書の設定を行います。
初期設定では、全員のスケジュールが参照可能な状態となります。公開先の制限を行う場合や、秘書を設定する場合に登録してください。
なお、他会社のスケジュールの参照については、「スケジュール環境の設定」にて行います。

スケジュール件名の登録

よく使用するスケジュールの件名をあらかじめ登録できます。
登録した件名は、スケジュール登録時に、件名一覧から選択することにより使用できます。

役員の登録

「役員スケジュール」から起動するスケジュールに表示するユーザを指定します。

外部連携の設定

外部システムへの情報更新など、標準機能では実現できない機能を実装する場合に設定します。
ユーザがスケジュールを操作した際に、外部プログラムを呼び出すよう設定を行います。
なお、外部プログラムは別途アドオン開発する必要があります。

スケジュールデータの使用状況CSV出力

社員ごとのスケジュールデータの使用状況をCSVファイルに出力し、ダウンロードして確認することができます。

スケジュールデータの削除

スケジュールデータを、日付を指定して一括削除できます。特定社員のスケジュールのみ削除することも可能です。