ログの設定・管理

当システムでは、ログイン情報やアクセスログ、エラーの情報などさまざまなログが格納されます。
格納されたログは「ログ照会」画面から確認できます。また、CSVファイルへの出力が可能です。

(1)カテゴリ

ログは以下のカテゴリに分かれており、カテゴリごとにログの出力有無、出力範囲の設定が可能です。
初期設定では、すべてのログを取得する設定になっています。設定を変更する場合は、「ログカテゴリの設定」を参照してください。

■カテゴリ一覧
カテゴリ名 ログ種類 ログ取得対象

ログイン・メニュー起動

ユーザ操作

ログイン・ログアウト、メニュー起動 等

ログ管理

システム管理者操作

ログ環境の設定、ログデータの削除

システム共通

ユーザ操作

パスワード変更、所属の切替 等

システム管理者操作

組織情報、システム環境、処理・メニュー設定 等

システム

バッチ処理(帳票削除、アシストメッセージ取込等)

個人設定

システム管理者操作

ブックマーク・閲覧履歴データの削除

システム

閲覧履歴データの自動削除

スケジュール

ユーザ操作

スケジュールの表示、登録、変更、削除 等

システム管理者操作

スケジュールデータの削除

システム

スケジュールの自動承認処理の実行ログ

施設

ユーザ操作

施設予約の表示、登録、変更、削除 等

システム管理者操作

施設予約データの削除

作業

ユーザ操作

作業の表示、登録、変更、削除 等

システム管理者操作

作業データの削除

システム

作業着手日到来通知処理の実行ログ

伝言メモ

ユーザ操作

伝言メモの表示、送信、削除 等

システム管理者操作

伝言メモデータの削除

掲示板・電子会議室

ユーザ操作

掲示板の掲載内容の表示、掲載、変更、削除 等
電子会議室の投稿内容の表示、投稿、変更、削除 等

システム管理者操作

掲示板・電子会議室データの削除

社内メール

ユーザ操作

社内メールの表示、送信、転送、削除 等

システム管理者操作

社内メールデータの削除

システム

社内メールデータの自動削除処理の実行ログ

ファイル管理

ユーザ操作

ファイルのダウンロード、ファイルのロック 等

システム管理者操作

ファイルデータの削除

システム

PDFデータの削除、PDFデータ変換ログデータの削除、ファイル管理拡張オプションのライセンスチェック

電子決裁

ユーザ操作

申請・取下げ・承認・代行依頼、ルート変更・追加、起案内容の表示 等

システム管理者操作

決裁ルート設定操作、代行依頼設定 等

システム

事後処理起動、WebサービスAPIによる申請

汎用申請

ユーザ操作

申請、追記、削除 等

システム管理者操作

申請書設定操作、汎用申請データの削除 等

経費精算申請

ユーザ操作

各種精算申請の申請、一時保存、削除 等
各種経理担当者操作(経理確認、支払登録、FB出力、仮払返金 等)
各種マスタ設定、経費精算申請データの削除、経費精算申請関連のマスターインポートユーティリティのインポート処理、エクスポート処理

経費精算申請(駅すぱあと)

ユーザ操作

駅すぱあとの各種設定

経費精算申請(仕訳)

ユーザ操作

仕訳マスタの各種設定、仕訳出力

顧客情報

ユーザ操作

顧客情報アクセスログ、お客様情報の名寄せ、フォロー設定、お客様情報CSV出力、お客様情報の削除

システム管理者操作

管理単位の登録、顧客分類の登録 等

システム

お客様情報の名寄せの事後処理、お客様新着情報データの自動削除処理の実行ログ 等

MIU

システム管理者操作

マスターインポートユーティリティのインポート処理、エクスポート処理

WebDB
※データベース共通

ユーザ操作

表示・登録・変更・削除、CSV出力、CSV取り込み 等

システム管理操作

フォルダ、データベースなどの登録・変更・削除、データベースのインポート、CSV出力 等

システム

一時ファイルの削除、通知処理 等

Webサービス

システム

REST API(Webサービス)利用時の認証エラー、ファイルアップロード・ダウンロード、データベースのレコード検索・登録・更新、削除 等

システム管理

システム管理操作

データ使用状況CSV出力、設定情報出力

出力されるログの詳細については、「ログメッセージ集」を参照してください。経費精算申請のログの詳細については、管理者マニュアル 経費精算申請編「ログメッセージ集」を参照してください。

(2)ログ取得項目

ログには以下の情報が格納されます。ログを照会する際は、以下の項目を条件に検索できます。
ログの照会については、「ログ照会」を参照してください。

■ログ取得項目
項目 説明

処理日時

発生日、時刻(ミリ秒)

カテゴリ

ログの分類

会社・社員

ログに関連する社員の情報

IPアドレス

ログイン・ログアウト、メニュー起動のクライアントのIPアドレス

サーバ名

実行Webサーバ名

ログ種類

ログの種類を以下の分類で管理

  • ユーザ操作

  • システム管理者操作

  • システム

ログレベル

ログの重要度をレベルで設定

  • エラー

  • 警告

  • 情報

メッセージコード

ログの識別コード

メッセージ

ログの詳細情報

出力されるログの詳細については、「ログメッセージ集」を参照してください。

(3)ログデータの管理

ログデータの取得範囲の設定次第では、ログデータが大量に発生し、データベース領域が不足する懸念があります。削除、バックアップの運用について事前に検討のうえ、設定を行ってください。

ログデータの削除は、自動的に削除する方法と、画面から手動で行う方法があります。

  1. バッチ処理による自動削除
    ログの保存期間を設定し、保存期間を過ぎたログを夜間バッチにて自動的に削除します。
    なお、自動削除時に削除対象ログをCSVファイルに出力可能です。ただし、出力されたCSVファイルは手動で削除する必要があります。
    バッチ処理による自動削除を行う場合は、「システム環境の設定」の「ログ・閲覧履歴環境」を参照してください。

  2. 手動削除
    画面より、日付を指定することにより、指定日付以前のログデータを削除します。なお、削除対象ログデータを保管する場合、ログ照会画面よりCSV出力し保管してください。
    手動でログデータを削除する場合は、「ログデータの削除」を参照してください。

(4)ログCSVファイルのレイアウト

ログ照会画面からCSV出力を行ったり、ログデータの自動削除時にログをファイルに出力できます。

■CSVファイル名
  • ログ照会画面からのCSV出力

yyyyMMddhhmmss_logexport_連番.csv

  • 自動削除によるCSV出力

poweregg-yyyyMMdd_連番.log

※yyyyMMdd:日付、hhmmss:時刻、連番:システムで自動的に振られる連番

■CSVファイルの文字コード
  • ログ照会画面からのCSV出力

出力を実行するユーザの個人設定に従う

  • 自動削除によるCSV出力

UTF-8

■CSVレイアウト
No 項目名 説明

1

処理日時

発生日、時刻(ミリ秒)

2

カテゴリ名

ログの分類

3

会社ID

ログに関連する社員の会社ID

4

会社名

ログに関連する社員の会社名

5

社員ID

ログに関連する社員の社員ID(当システム内で保持している内部番号)

6

ユーザID

ログに関連する社員のログインユーザID

7

社員名

ログに関連する社員名

8

IPアドレス

クライアントのIPアドレス

9

サーバ名

Webサーバ名

10

ログ種類

ログの種類

  • ユーザ操作

  • システム管理者操作

  • システム

11

ログレベル

ログの重要度

  • エラー

  • 警告

  • 情報

12

メッセージコード

ログの識別コード

13

メッセージ

ログの詳細情報

ログカテゴリの設定

ログカテゴリの設定では、カテゴリごとにログの出力有無や出力範囲などの環境設定を行います。
なお、設定は当システムの再起動後に有効になります。

ログの出力有無、出力範囲を変更する

  1. image6 > システム共通 > ログ管理 をクリックします。

  2. Step1.「ログカテゴリの設定」をクリックします。

  3. ログカテゴリ一覧から、設定を変更するカテゴリのカテゴリ名をクリックします。

    image27 frame

  4. ログカテゴリの設定画面にて、出力有無、出力範囲を変更します。

    image28 frame

    項目名 説明

    カテゴリ *

    選択したカテゴリが表示されます。カテゴリは変更できません。

    カテゴリ名 *

    カテゴリ名が表示されます。当システム標準提供のカテゴリは変更できません。

    出力有無

    ログを出力するかどうかを選択します。

    出力重要度

    どのメッセージ重要度以上のログを出力するかを指定します。
    メッセージ重要度により出力されるログの詳細については、「ログメッセージ集」を参照してください。

    出力先

    当システムのシステムログにも出力するかどうかを選択します。
    一覧には、選択した場合は”データベース+ファイル”、選択しなかった場合は、”データベース”と表示されます。
    システムログは、エラーが発生した場合の調査用のログファイルであり、ログ照会画面や自動削除時に生成されるログファイルとは異なります。
    データベースに格納された情報がログ照会にて参照可能なログです。

  5. image29をクリックします。

ログ出力機能を備えたアドオン開発を行い、アドオン開発で使用したログカテゴリを新規に登録する場合は、一覧画面のimage30をクリックし新規登録を行ってください。
新規に作成したカテゴリの場合、「カテゴリ名」の変更が可能です。ただし、「カテゴリ」は変更できません。

ログ照会

出力されたログを照会できます。
ログ照会では、ログの絞り込み条件を指定でき、よく使用する絞り込み条件を登録しておくことができます。絞り込み条件では、以下の項目を条件に指定できます。

  • ログ種類(ユーザ操作/システム管理者操作/システム)

  • 重要度(エラー/警告/情報)

  • 時刻

  • カテゴリ

  • 会社

  • 社員

  • クライアントのIPアドレス

  • サーバ名(Webサーバ)

  • メッセージコード

  • キーワード(メッセージ)

上記項目に対して条件を指定した場合、それぞれの項目はAND条件となります。
また、項目「時刻」から「キーワード」については、複数の条件設定が可能です。同一項目で複数の条件を指定した場合はOR条件となります。

ログを照会する

  1. image6 > システム共通 > ログ管理 をクリックします。

  2. Step.2「ログ照会」をクリックします。

  3. ログ照会画面に条件を指定します。

    image31 frame

    項目名 説明

    検索対象期間 *

    照会する期間を指定します。

    表示件数

    一画面に表示する件数を選択します。

    絞り込み

    あらかじめ登録しておいた絞り込み条件を使用する場合に選択します。
    絞り込み条件については、「絞り込み条件を指定・登録する」を参照してください。

  4. image25をクリックして検索を実行します。一覧が表示されます。ログの内容・詳細については、「ログメッセージ集」を参照してください。

    image32 frame 2

    image33を実行すると、一覧に表示されている内容をCSVファイルに出力できます。
    CSVファイルのレイアウトについては、「ログの設定・管理」の「(4)ログCSVファイルのレイアウト」を参照してください。

絞り込み条件を指定・登録する

検索時にメッセージコードや社員など絞り込み条件を指定できます。また、よく使用する条件を登録しておくことができます。

  1. ログ照会画面の image34 をクリックします。

  2. 絞り込み条件欄が展開されます。絞り込み条件を指定します。
    image35 をクリックすると、条件入力欄が表示され、条件項目ごとに最大5つまで条件値を指定できます。複数の条件を追加した場合、条件値はOR条件となります。
    条件項目についてはすべてAND条件となります。

    image36 frame

    ■条件項目
    項目名 説明

    ログ種類 ※

    ログの種類を選択します。

    重要度 ※

    重要度を選択します。

    時刻

    時刻範囲を条件にする場合に指定します。

    カテゴリ ※

    カテゴリを条件にする場合に指定します。

    会社

    会社を条件にする場合に指定します。

    社員

    社員を条件にする場合に指定します。
    退職済み社員など過去の組織から社員を指定する場合は、「検索対象期間」の開始日を変更し、社員を選択してください。

    IPアドレス

    クライアントPCのIPアドレスを条件にする場合に指定します。

    サーバ名

    Webサーバを条件にする場合に指定します。

    MSGコード ※

    メッセージコードを条件にする場合に指定します。

    キーワード ※

    メッセージの文字列を条件にする場合に指定します。キーワードは部分一致となります。

    ※ 詳細は、「ログメッセージ集」を参照してください。

  3. 一覧を表示する場合は、image37を実行します。

  4. 設定した条件を保存する場合は、絞り込み条件名を入力します。

    image38 frame

  5. image39をクリックします。保存した絞り込み条件が、絞り込み条件リストに追加されます。
    次回からは絞り込み条件を選択するだけで、同じ条件の検索が可能となります。

    image40 frame

    作成した絞り込み条件を変更する場合は、設定変更後、image41をクリックします。
    削除する場合は、絞り込み条件を選択後、image42をクリックします。

参考:絞り込み条件の設定例

ログを照会する上で、よく利用する条件を紹介します。

<例1>ログイン、ログアウトのログを表示する場合の条件

ログ種類

ユーザ操作

重要度

情報

キーワード

ログインしました

ログアウトしました

<例2>異常時間帯(深夜・早朝の通常利用しない時間帯)のログインを表示する場合の条件

ログ種類

ユーザ操作

時刻

01:00~06:00

重要度

情報

MSGコード

NNV00010UI

この条件の場合、1:00~6:00の間に、Webからログインされた情報を表示します。

<例3>掲示板・電子会議室のアクセスログを表示する場合の条件

ログ種類

ユーザ操作

重要度

情報

カテゴリ

掲示板・電子会議室

<例4>お客様情報のアクセスログを表示する場合の条件

ログ種類

ユーザ操作

重要度

情報

カテゴリ

顧客情報

ログデータの削除

ログデータを手動で削除します。実行すると元に戻せませんのでご注意ください。
なお、CSVファイルへの出力は、ログ照会画面から実行できます。ログ照会画面については、「ログ照会」を参照してください。

ログデータを削除する

  1. image6 > データ削除 をクリックします。

  2. 左ペインの image43 をクリックします。

  3. ログデータの削除画面で、削除条件を指定します。

    image44 frame

    項目名 説明

    日付 *

    削除するデータの日付を指定します。指定日付以前のデータを削除対象とします。

  4. image45をクリックします。

  5. 確認メッセージが表示されます。内容を確認し、をクリックします。

  6. image23をクリックします。実行結果を確認してください。
    バッチ実行履歴の確認画面の操作方法については、「バッチ実行履歴の確認」を参照してください。

    image46 frame

  7. 一覧の状態列のリンクをクリックすると、実行結果表示画面が表示され、実行時に指定した条件や実行結果の件数、異常終了時の理由が表示されます。

    image47 frame

    ■条件
    条件 説明

    日付

    データ削除実行時に指定した日付が表示されます。