(1)組織図作成の基本

1)初期設定

Javaのインストール

組織図の作成・変更画面では、Javaアプリケーションを使用しており、ドラッグ&ドロップ操作で、部門の移動や、社員の所属設定が可能です。
組織図の作成・変更画面を使用するクライアントPCには、Java Runtime Environment(JRE) 8のインストールが必要です。Oracle社が提供するJava8、オープンソースソフトウェアであるEclipse Temurin(OpenJDK) 8のいずれかを利用してください。
Oracle Java8を利用する場合>
利用するにはOracle社からライセンス(Oracle Java SE Desktop Subscription)を購入していただく必要があります。購入手続き後、Oracle社のホームページからダウンロードし、インストールしてください。
Eclipse Temurin 8を利用する場合>
事前のインストールは必要ありません。組織図エディタをインストールする時に、インストール画面で「専用JREをインストールする」を選択することで一緒にインストールされます。

■組織図エディタのインストール

組織図の作成・変更画面を使用するクライアントPCに、組織図エディタをインストールします。
組織図エディタとは、クライアントPCで組織図の作成・変更画面を動作させるアプリケーションのことです。

■ワークフローに関する設定の有無

組織図の作成では、申請部門や部門審議者などのワークフローに関する設定をあわせて行います。
このワークフローに関する設定項目は、経費精算申請、汎用申請、CRMのいずれのライセンスも未登録の場合、初期設定では使用しない設定になっております。
ワークフロー機能を利用するアドオンシステムを追加した場合や、アシストメッセージCSV連携を使用する場合など、ワークフローに関する設定項目を使用する場合は、システム環境の設定にて、「申請部門・審議者設定の有無」を行ってください。システム環境の設定については、「共通操作」を参照してください。
なお、経費精算申請、汎用申請、CRMのいずれかのライセンスが登録されている場合は、当設定を行う必要はありません。

※Macでの組織図のメンテナンスは未サポートです。

2)発令日について

組織図は発令日で管理されています。組織図を作成する際は、必ずその組織の発令日(いつからその組織図が有効になるか)を指定する必要があります。
「発令日」は、将来の日付が指定でき、実際の人事異動・組織変更の前に、組織図の登録が可能です。将来の日付で作成する組織図を「予定の組織図」と呼びます。
新規に組織図を作成する場合は、「予定の組織図」の作成となり、発令日は翌日以降の日付を設定する必要があります。(今日の日付は指定できません)
ただし、インストール直後など、会社に対し初めて組織図を作成する場合は、当日の日付を指定可能です。
発令日が到来すると、予定の組織図が発令され、「予定の組織図」から現在運用中の組織図に切り替わります。なお、現在運用中の組織図に切り替わると、部門の登録・削除などが行えなくなります。指定した発令日までに必ず組織図の登録を完了してください。

3)予定の組織図 と 現在運用中の組織図での操作の違い

「組織図の作成・変更」では、現在運用中の組織図と予定の組織図(1つ)の変更が可能です。現在運用中の組織図と予定の組織図では、以下の操作の違いがあります。

項目名 予定の組織図 現在運用中の組織図

発令日の変更

可能

不可

部門/申請部門の新規登録

可能

不可

グループの新規登録

可能

可能

部門/申請部門/グループの削除

可能

不可

部門/申請部門/グループの変更

可能

可能

社員所属の登録・変更・削除

可能

可能

部門審議者・代理者の登録変更

可能

可能

運用に影響がある操作については、現在運用中の組織図では行えません。基本的に、社員の異動や組織の変更などについては、予定の組織図を作成してください。