決裁ルートの設定

各種申請書(経費精算、アドオンプログラムによる申請)で利用する決裁ルートに関する設定を行います。
また、ワークフローシステム全般に関する設定などを行います。

(1)決裁ルートの設定概要

ルートの設定は、フローの順序を管理する「ルート」と、申請書を管理する「申請様式」の2つを管理します。
最初にフローの順序を管理する「ルート」を作成し、作成した「ルート」を申請様式に設定します。

例)以下の申請書のルートを作成する場合

申請書 条件 ルート

交通費精算

課長(決裁)→ 経理担当者(回覧)         ・・・・パターン1

購入申請

2万円以下

課長(決裁)→ 経理担当者(回覧)         ・・・・パターン1

5万円以下

課長(審議)→ 部長(決裁)→ 経理担当者(回覧)   ・・・・パターン2

接待申請

5万円以下

課長(決裁)→ 経理担当者(回覧)         ・・・・パターン1

10万円以下

課長(審議)→ 部長(決裁)→ 経理担当者(回覧)   ・・・・パターン2

上表の「ルート」の内容を、「ルートの作成」で作成します。
上表の場合、ルートは2つのパターンとなります。ルートの作成では、パターン1とパターン2の2種類作成します。あらかじめルートのパターンをまとめておくと、効率的にルートの設定・メンテナンスが行えます。

次に、申請様式の登録・設定を「申請様式の設定」にて行います。上表の申請書が ”申請様式” となります。
購入申請や接待申請などは、金額によってルートが分岐できます。このような場合は、それぞれの金額に応じて、「ルートの作成」で作成したルートを割り当てます。

(2)決裁ルートの設定

決裁ルートに関する設定には以下の処理があります。

ワークフローシステム環境の設定

一括承認機能などの各種機能の使用有無や表示に関する設定や、申請様式の登録画面における設定項目のデフォルト値など、ワークフローシステム全体の環境設定を行います。

様式分類の登録

申請様式を分類する "様式分類" を登録します。

ルートの作成

決裁ルートの作成を行います。作成した決裁ルートを申請様式の設定で使用します。

申請様式の設定

申請様式の登録および申請様式に対する各種設定を行います。

決裁ルートの確認(設定確認用)

設定されたルートが具体的にどのようなルートになるかを申請日や申請部門・申請者で確認します。

代行の依頼(管理者用)

審議、決裁処理の代行の依頼や取消を管理できます。