申請様式の設定

申請様式とは、ワークフローの対象となる申請書に対応するものです。
申請様式は、決裁ルートを管理する基本となります。
申請様式に対して、以下の設定を行います。

  • メッセージの通知方法、ルート変更の可否などの設定

  • 採番ルールの設定

  • ルートの設定(申請種別単位)

  • 事後処理の設定

  • 案件参照権限の設定

■申請様式と申請種別の関係

決裁ルートを設定する場合、申請様式に対して、"申請種別" を必ず1つ以上作成します。
申請種別は、ルートを設定する単位となります。

当システムでは、金額等の値によって自動的に決裁ルートを変更可能です。
以下の例のように、「与信申請」という申請書には、1000万円以下の場合、5000万円以下、5000万円超という3つのルートがある場合、申請様式として「与信申請」を作成し、申請様式「与信申請」に対してルートの基準となる申請種別を3つ作成します。
このような、自動的に決裁ルートの変更を行う場合は、1申請書に対し、申請様式一つを作成します。

一方、金額等によって、決裁ルートを変える必要の無い申請書については、以下の例のように、複数の申請書をまとめて、申請様式に登録することも可能です。(例:人事申請)
この場合は、申請種別を申請書に対して割り当てます。なお、同一申請様式に複数の申請書を設定した場合、アシストメッセージの表示を申請書ごとに変更できない等の制約が発生します。以降の「申請様式の登録」画面の設定内容を確認しご判断ください。

image87

■申請様式に関する設定
(1)申請様式の登録 *

決裁ルートの基準となる申請様式を登録します。
当システムで初期提供されている申請書(経費精算申請)については、あらかじめ申請様式が決められています。所定の申請様式に対する各種設定を行ってください。詳細は、各申請書のマニュアルを参照してください。
アドオンプログラムによる申請にて新規に申請書を作成する場合は、該当の申請書用の申請様式を作成します。なお、アドオンプログラムによる申請に対して、初期提供されている申請様式は使用できません。

(2)採番ルールの登録

申請番号の採番ルールを登録します。
申請様式に対して個別の採番ルールを設定する場合は、事前に採番ルールの登録を行ってください。

(3)事後処理の登録

審議の状況によって個別のプログラムや外部プログラムを実行する場合に設定します。
この設定を行う場合は、実行するプログラムを別途アドオン開発する必要があります。

(4)申請種別の登録 *

申請様式に対するルートの設定単位となる申請種別を登録します。
各申請書に応じた設定を行ってください。詳細は、各申請書のマニュアルを参照してください。
新規に申請様式を作成した場合は、必ず一つ以上作成してください。
また、申請種別に対してルートを割り当てます。割り当てるルートをあらかじめルートの登録にて登録を行ってください。

(5)案件参照権限の設定

image88 > 決裁処理管理業務 > 申請案件照会 にて、申請案件を参照できる権限を設定します。
申請案件照会では、設定された様式に対する全申請内容を参照できます。