顧客のセットアップ

顧客データのセットアップを行います。
取込(インポート)、および CSVへの出力(エクスポート)が可能です。
取込と出力のCSVデータのレイアウトは同一です。現在の顧客データをCSVに出力し、Excel 等で変更後、再度、取り込む運用が可能です。

(1)取込み手順

取込(インポート)時の処理の流れを示します。

手順 項目名 説明

1

CSVファイルの作成 *

取り込みデータをCSV(カンマ区切り)形式で作成します。
CSVレイアウトの詳細は、「顧客データCSVレイアウト」を参照してください。
なお、顧客データは、CSVに出力(エクスポート)が可能です。現在の顧客データをCSVに出力し、編集用のCSVファイルの作成が可能です。

2

セットアップ処理の実行 *

1 で作成したCSVファイルを取り込みます。

3

セットアップ処理の完了確認 *

MIUセットアップ実行履歴画面で、実行したセットアップ処理が正常に終了したかどうかを確認します。
異常終了した場合は、エラー原因を取り除き、2 セットアップ処理 を再実行してください。

4

セットアップ結果の確認 *

お客様情報画面にて取込みが問題なくおこなわれたか確認してください。
又、以下の項目を設定した場合、各々の画面で確認してください。

  • 企業・部署・担当者外部連携コード:外部連携コードの登録画面

  • 顧客担当ユーザID:顧客担当の登録

(2)留意事項

  • 複数ユーザが同時に顧客データの取込みを実行すると正常に動作しません。ご注意ください。

  • CSVファイルに設定した内容によって企業情報、部署情報、担当者情報の登録・更新が判定されます。詳細は、「顧客データCSVレイアウト」の「(3)顧客データの更新条件」を参照してください。

  • 出力されたCSVファイルの項目のうち、名刺交換日、名刺交換ユーザID、顧客担当ユーザID、顧客担当会社IDはセットアップ(追加)処理専用の項目のため出力されません。

顧客データを取込む

  1. image4 > MIU:セットアップ処理 をクリックします。

  2. 左ペインの image34 をクリックします。

  3. 顧客のセットアップ画面の処理対象管理単位選択欄から、顧客情報を取込む対象管理単位を選択します。CSVファイルに指定した会社と同じ管理単位を選択してください。

    image35 frame

  4. 顧客のセットアップ画面のインポート処理欄に、取込むCSVファイルを指定します。

    image36 frame 2

    項目名 説明

    CSVファイル *

    image11 をクリックし、取込むCSVファイルを指定します。

    表示条件

    CSVファイル内の1行目にタイトルが挿入されている場合は、選択してください。取込む時に1行目は無視されます。

    文字コード

    CSVファイルの文字コードを指定します。

    フォロー通知

    顧客情報のフォロー設定を行っているユーザに対して、対象顧客の企業情報が変更された場合に新着通知するかしないかを指定します。
    “通知する” を指定した場合、取込み処理によって基本情報が変更された企業をフォローしているユーザの NaviView の新着通知欄に新着件数が表示されます。

  5. image12をクリックします。

  6. image13をクリックします。
    取込み結果の確認を行います。詳細は、「実行結果の確認」を参照してください。

顧客データを出力する

  1. image4 > MIU:セットアップ処理 をクリックします。

  2. 左ペインの image34 をクリックします。

  3. 顧客のセットアップ画面の処理対象管理単位選択欄から、顧客情報を出力する対象管理単位を選択します。

    image35 frame

  4. 顧客のセットアップ画面のエクスポート処理欄に、出力する対象を指定します。

    image37 frame

    項目名 説明

    出力条件

    出力対象のデータを選択します。
    “名刺データ” を選択した場合は、顧客の担当者(個人)を基準に出力を行います。担当者(個人)が登録されていないデータ(会社のみ または 会社と部署のみ)は出力されません。
    “会社部署データ”を選択した場合は、顧客の会社 および 部署データのみ出力を行います。(担当者(個人)に関する情報は空白となります。)

    文字コード

    CSVファイルの文字コードを指定します。

  5. 顧客のセットアップ画面のエクスポート処理欄のimage12をクリックします。

  6. image6 をクリックし、出力されたファイルを保存します。

    image38 frame

バッチ処理にて顧客データを取込む

  1. バッチファイルを作成します。
    以下を参考に、お客様の環境に合わせバッチファイルを作成してください。
    例)バッチ実行用ファイルの配置ディレクトリが「C:\tool」の場合

    java -jar C:\tool\BatchClient.jar -server http://<サーバー名>[:ポート]/pe4j -apikey <認証キー> -type <実行処理> -processTimeout <タイムアウト時間> -unitId <対象管理単位コード> -file <CSVファイル名> -fileEncoding <文字コード> -header <タイトル行有無> -notifyFollow <フォロー通知>

    ※上記は1行で記載します。

    ■指定するパラメタ
    項目名 説明

    http://<サーバー名>[:ポート]/pe4j *

    当システムにアクセスする際のURLを指定してください。

    認証キー *

    バッチ実行の準備」で発行した認証キーを指定してください。

    実行処理 *

    customerimportを指定してください。

    タイムアウト時間

    バッチ処理のタイムアウト時間(秒)を指定してください。1 から 518,400 までの間で指定してください。
    未指定の場合は、21,600秒(6時間)となります。

    対象管理単位コード *

    管理単位の登録」で登録されている管理単位コードを設定してください。指定した管理単位に対する顧客として登録されます。

    CSVファイル名 *

    取り込みに使用するCSVファイルの格納先 および ファイル名をフルパスで指定してください。

    文字コード

    CSVファイルの文字コードを shift-jis または utf-8 で指定してください。
    未指定の場合は、shift-jis として取り込まれます。

    タイトル行有無 *

    1行目をタイトル行として扱うかどうかを指定します。
    1行目をタイトル行として扱う場合、true を指定します。
    1行目をタイトル行として扱わない場合、false を指定します。

    フォロー通知 *

    顧客情報のフォロー設定を行っているユーザに対して、対象顧客の企業情報が変更された場合に通知するかしないかを指定します。
    通知しない場合、false を指定します。
    通知する場合、true を指定します。
    通知すると指定した場合、取込み処理によって基本情報が変更された企業をフォローしているユーザの NaviView の新着通知欄に新着件数が表示されます。

    <サンプル>

    java -jar C:\tool\BatchClient.jar -server http://d-circle/pe4j -apikey 19999999-a7aa-4444-9cc9-666aaa222222 -type customerimport -processTimeout 10800 -unitId 10000 -file C:\customer.csv -fileEncoding utf-8 -header true -notifyFollow true

    ※上記は1行で記載します。

  2. 作成したバッチファイルを実行します。
    実行時のパラメタに問題がある場合やバッチ処理起動時にエラーが発生した場合は、コマンドプロンプトにエラーメッセージが表示され、取り込みが行われません。エラーメッセージから原因を確認のうえ、エラー原因を取り除き、再度バッチファイルを実行してください。

  3. バッチ実行が終了後、実行結果を確認します。
    正常終了時には、コマンドプロンプトに正常終了した旨のメッセージが表示されます。
    異常終了時には、コマンドプロンプトに警告 または エラーが発生した旨のメッセージが表示されます。
    実行したセットアップ処理(バッチ処理)の結果確認は、実行履歴の確認画面から行います。詳細は、「実行結果の確認」を参照してください。
    なお、異常終了した場合、警告やエラーの詳細の確認は、実行履歴の確認画面 および ログ照会画面から行います。ログ照会については、「ログ照会」の項を参照してください。

バッチ処理にて顧客データを出力する

  1. バッチファイルを作成します。
    以下を参考に、お客様の環境に合わせバッチファイルを作成してください。
    例)バッチ実行用ファイルの配置ディレクトリが「C:\tool」の場合

    java -jar C:\tool\BatchClient.jar -server http://<サーバー名>[:ポート]/pe4j -apikey <認証キー> -type <実行処理> -processTimeout <タイムアウト時間> -unitId <対象管理単位コード> -file <CSVファイル名> -fileEncoding <文字コード> -exportTarget <出力対象>

    ※上記は1行で記載します。

    ■指定するパラメタ
    項目名 説明

    http://<サーバー名>[:ポート]/pe4j *

    当システムにアクセスする際のURLを指定してください。

    認証キー *

    バッチ実行の準備」で発行した認証キーを指定してください。

    実行処理 *

    customerexportを指定してください。

    タイムアウト時間

    バッチ処理のタイムアウト時間(秒)を指定してください。1 から 518,400 までの間で指定してください。
    未指定の場合は、21,600秒(6時間)となります。

    対象管理単位コード *

    管理単位の登録」で登録されている管理単位コードを設定してください。指定した管理単位コードのデータが出力されます。

    CSVファイル名 *

    出力するファイルのパス および ファイル名を指定してください。
    「\」「/」「:」「*」「?」「"」「<」「>」「|」などのOSで使用できない文字は指定できません。

    文字コード

    CSVファイルの文字コードを shift-jis または utf-8 で指定してください。
    未指定の場合は、shift-jis で出力されます。

    出力対象 *

    出力対象のデータを選択します。
    名刺データを出力する場合、”0” を指定します。顧客の担当者(個人)を基準に出力を行います。担当者(個人)が登録されていないデータ(会社のみ または 会社と部署のみ)は出力されません。
    会社部署データを出力する場合、”1” を指定します。顧客の会社 および 部署データのみ出力を行います。(担当者(個人)に関する情報は空白となります。)

    <サンプル>

    java -jar C:\tool\BatchClient.jar -server http://d-circle/pe4j -apikey 19999999-a7aa-4444-9cc9-666aaa222222 -type customerexport -processTimeout 10800 -unitId 10000 -file C:\customer.csv -fileEncoding utf-8 -exportTarget 0

    ※上記は1行で記載します。

  2. 作成したバッチファイルを実行します。
    実行時のパラメタに問題がある場合やバッチ処理起動時にエラーが発生した場合は、コマンドプロンプトにエラーメッセージが表示され、出力が行われません。エラーメッセージから原因を確認のうえ、エラー原因を取り除き、再度バッチファイルを実行してください。

  3. バッチ実行が終了後、実行結果を確認します。
    正常終了時には、コマンドプロンプトに正常終了した旨のメッセージが表示されます。
    異常終了時には、コマンドプロンプトに警告 または エラーが発生した旨のメッセージが表示されます。
    実行した出力処理(バッチ処理)の結果確認は、実行履歴の確認画面から行います。詳細は、「実行結果の確認」を参照してください。
    なお、異常終了した場合、警告やエラーの詳細の確認は、実行履歴の確認画面 および ログ照会画面から行います。ログ照会については、「ログ照会」の項を参照してください。