アシストメッセージ生成ルールの登録

メッセージ連携区分ごとのアシストメッセージの表示条件(例えば経過日数や数値など)やメッセージの内容を指定します。また、メッセージの出力先を指定します。
メッセージ連携区分を、あらかじめ「アシストメッセージ連携区分の登録」にて登録を行ってください。アシストメッセージ連携区分の登録については、「アシストメッセージ連携区分の登録」を参照してください。

アシストメッセージ生成ルールを登録する

  1. image3 > 外部システム連携設定 > アシストメッセージCSV連携の設定 をクリックします。

  2. Step.3「アシストメッセージ生成ルールの登録」 をクリックします。

  3. 一覧画面のメッセージ連携区分選択から、アシストメッセージ生成ルールを作成するメッセージ連携区分を選択します。

    image10 frame

  4. image11をクリックします。

  5. アシストメッセージ生成ルールの登録画面に、以下の項目を入力します。

    image12 frame

    項目名 説明

    メッセージ重要度

    メッセージ重要度を選択します。重要度の高いものは上部に表示されます。

    メッセージ定義 *

    アシストメッセージに表示するメッセージ内容を入力します。
    メッセージ定義の詳細については、「補足:メッセージ定義について」を参照してください。

    メッセージの宛先

    メッセージの宛先を指定します。

    CSVで指定された社員

    CSVに指定されているメッセージ出力先社員に表示します。

    CSVで指定された社員の上司

    CSV に指定されているメッセージ出力先社員の上司(第一審議者)に表示します。
    なお、CSV に指定された出力先が部門またはグループの場合は、上司へのメッセージは表示できません。
    上司へのメッセージ表示の詳細については、「補足:エスカレーション設定」を参照してください。

    部門全員

    指定した部門全員に表示します。

    申請部門審議者

    指定した申請部門の審議者全員に表示します。

    グループ全員

    指定したグループ全員に表示します。

    CSVに指定された宛先が、グループや部門の場合、メッセージの宛先の部門全員・申請部門審議者・グループ全員の社員には、CSVに指定された宛先の対象社員分のメッセージが表示されます。
    (例:CSVの宛先に営業一課を指定されており、営業一課に所属する社員が3名の場合、メッセージ宛先が部門全員・申請部門審議者・グループ全員に対して生成されるメッセージは3行表示されます。)
    メッセージの区別がつくように、メッセージ定義に%EMPNAMEを指定するなど、考慮してください。

    上司の場合

    メッセージの宛先に ”CSVで指定された社員の上司” を選択した場合は、必ず指定してください。
    どの社員レベルの上司(第一審議者)に表示するかを指定します。

    部門の場合

    メッセージの宛先に ”部門全員” を選択した場合は、必ず指定してください。
    メッセージを表示する部門を指定します。

    申請部門の場合

    メッセージの宛先に ”申請部門審議者” を選択した場合は、必ず指定してください。
    どの部門の審議者にメッセージを表示するかを指定します。

    グループの場合

    メッセージの宛先に ”グループ全員” を選択した場合は、必ず指定してください。
    メッセージを表示するグループを指定します。

    表示期間

    CSVデータに指定された日付から、どの期間メッセージを表示するかを指定します。
    指定された表示期間に該当するデータがアシストメッセージに取り込まれます。
    表示期間を設定する場合、“自” と “至” の両方が必要となります。7日以上永久という場合は、「7日以上経過、9999日まで」と設定してください。

    表示期間の判断は、バッチ処理を実行時間で行います。
    即ち、CSV データ内の日付が 9月10日 の場合、9月10日23時50分 にプログラムを実行すれば、経過日数は 0日 と見なしますが、9月11日0時10分 にプログラムを実行した場合、経過日数は 1日 と見なします。
    また、ここで指定する表示期間はCSV データの取り込み時にメッセージを生成する対象となるかどうかの条件となります。表示期間になると取込済みのデータが自動的に表示されたり、メッセージが削除されるわけではありません。メッセージの削除は、アシストメッセージ生成バッチ実行時に行います。

    メッセージ表示条件

    CSVデータの数値条件値を条件に、メッセージ表示条件を指定する場合に、image13 をクリックします。
    クリックすると以下のように登録画面が変わります。

    image14 frame

    左辺に数値条件値1(%VALUE1)~5(%VALUE5)を指定し、右辺に値を指定します。条件は、“等しい”、“以上”、“以下”、“より大きい”、“より小さい” が指定可能です。設定したすべての条件を満たすデータがアシストメッセージの抽出対象となります。

  6. image15をクリックします。

    • 変更する場合は、一覧右端の image16 をクリックします。登録画面から内容を変更し、image17をクリックします。

    • 削除する(全員参照予約可能な状態に戻す)場合は、一覧右端の image16 をクリックし、登録画面のimage18をクリックします。

補足:メッセージ定義について

表示するアシストメッセージには固定文字列のほかに、CSVデータの内容を表示できます。
CSVデータの内容を表示する場合は、以下のパラメタ記号を利用します。

CSV項目 パラメタ記号

アシストメッセージ連携区分名

%MSGKIND

数値条件値1

%VALUE1 カンマ区切りの場合は、%VALUE1C

数値条件値2

%VALUE2 カンマ区切りの場合は、%VALUE2C

数値条件値3

%VALUE3 カンマ区切りの場合は、%VALUE3C

数値条件値4

%VALUE4 カンマ区切りの場合は、%VALUE4C

数値条件値5

%VALUE5 カンマ区切りの場合は、%VALUE5C

日付

%DATE

メッセージ編集顧客名

%CUST

メッセージ編集名1

%MSG1

メッセージ編集名2

%MSG2

メッセージ編集名3

%MSG3

発信元社員名 ※

%EMPNAME

※通常は、メッセージ出力先社員名となります。ただし、エスカレーション機能を使用する場合、発信元社員名=メッセージ出力先社員とはならないケースがあります。詳細は、「補足:エスカレーション設定」の項を参照してください。

パラメタ記号間に空白文字を挿入する必要はありません。パラメタ記号は英小文字で設定可能です。

パラメタ記号を使用したアシストメッセージ定義と表示について例示します。

■CSVデータの設定例
CSV項目 設定値

アシストメッセージ連携区分名

回収遅延

数値条件値1

1000(千円)

数値条件値2

10(日間遅延)

日付

2006/12/18

メッセージ編集顧客名

ナレッジ商事

メッセージ編集名1

A商品代

■上記設定値の場合のアシストメッセージ定義と表示例
メッセージ定義 表示例

%CUST %MSGKIND %VALUE1C千円

ナレッジ商事 回収遅延 1,000千円

<font color=red>大至急回収してください。
お客様:%CUST 金額: %VALUE1C 千円(%MSG1) %VALUE2 日間遅れ</font>

大至急回収してください。お客様:ナレッジ商事 金額: 1,000千円 (A商品品代)10日間遅れ

メッセージにはHTMLタグを利用できます。HTMLタグを利用することにより、文字の色を変えたりスタイル(太字、斜体など)を変更できます。(XHTML形式で入力する必要があります。)
但し、動作保証しているタグは、太字(B)、斜体(I)、下線(U)、文字修飾(FONT)のみとなります。その他のタグを使用した場合、及び、タグの閉じ忘れなどによる動作保証は致しかねます。

動作保証していないタグを使用したり、タグの閉じ忘れなど、XHTML形式のHTMLとして正しくない記述の場合、編集画面自体も表示されなくなり変更できなくなる恐れがあります。
タグを利用する場合は、十分ご注意ください。

補足:エスカレーション設定

値が特定条件を満たす場合や一定期間が経過したとき、メッセージを上司(本人含む)に表示することが可能です。この機能を当システムでは、エスカレーション機能と呼びます。エスカレーション機能は、メッセージ出力先社員を指定しない場合(即ち、グループ指定、または、指定会社・部門のみ指定)は使用できません。

なお、上司とは、メッセージ出力先社員の所属する部門の第1審議者を指します。エスカレーションを利用する場合は、部門審議者を設定する必要があります。部門審議者の設定は、「(9)部門審議者の登録」を参照してください。

CSVデータのサンプルとサンプル組織により、エスカレーション機能について例示します。

■組織図例

image20

<例1>1階層上の上司までメッセージを表示する場合
■CSVデータの設定例

CSV項目 設定値

アシストメッセージ連携区分名

回収遅延

数値条件値1

1000(千円)

数値条件値2

10(日間遅延)

日付

2007年9月10日

メッセージ編集顧客名

ナレッジ商事

メッセージ編集名1

A商品代

メッセージ編集名2

D社員

メッセージ出力先

D社員

■アシストメッセージルールの設定例

メッセージの宛先 条件 メッセージ定義

指定社員

なし

%CUST %MSGKIND %VALUE1C 千円

上司
(1階層上まで)

回収遅延額が1,000千円以上(%VALUE1≧1000)
7日以上経過後(7日後から999日後まで)

%EMPNAME %CUST %MSGKIND %VALUE1C 千円
(担当:%MSG2)

上記設定を行った場合、各社員には以下のメッセージが表示されます。

■メッセージ表示例

メッセージ表示社員 表示期間 メッセージ内容

D社員

2007年9月10日以降

ナレッジ商事 回収遅延 1,000千円

C課長

2007年9月17日以降

D社員 ナレッジ商事 回収遅延 1,000千円(担当:D社員)

B部長

2007年9月17日以降

C課長 ナレッジ商事 回収遅延 1,000千円(担当:D社員)

上記例のようにB部長の発信元社員(%EMPNAME)は、C課長となります。これは、D社員に問題があるにせよ、課題が解消していないのは、上司であるC課長の管理上の問題と捉えているからです。
なお、D社員の名前をB部長のアシストメッセージに表示する場合、上記の例のように、CSVデータのメッセージ編集名1~3に設定してください。

上記メッセージ例は、個人設定(共通設定)画面でアシストメッセージの表示を “メッセージを全て表示” と指定した場合に表示されます。
「利用環境の設定」画面でアシストメッセージの表示を “発信元社員で集約” と指定した場合は、以下のように通知されます。
 C課長のメッセージ:D社員 が1件あります。
 B部長のメッセージ:C課長 が1件あります。
尚、個人設定(共通設定)については、ユーザーズマニュアル 基本編 を参照してください。

<例2>経過日数とともにメッセージ内容を変更したり、メッセージ表示先に上位役職者を追加する場合
■CSVデータの設定例

CSV項目 設定値

アシストメッセージ連携区分名

回収遅延

日付

2007年9月1日

メッセージ編集顧客名

ナレッジ商事

メッセージ出力先

D社員

■アシストメッセージルールの設定例

メッセージの宛先 条件 メッセージ定義

1

指定社員

1日後~3日後まで

%MSGKIND 顧客:%CUST

2

指定社員

4日後~999日後まで

%MSGKIND 顧客:%CUST 至急回収してください。

3

上司(直属)

4日後~6日後まで

%MSGKIND 顧客:%CUST 部下の指導が必要(%EMPNAME)

4

上司
(1階層上まで)

7日後~13日後まで

%MSGKIND 顧客:%CUST 問題になりそうです。対処を!

5

上司
(2階層上まで)

14日後~999日後まで

%MSGKIND 顧客:%CUST 重大な問題が発生しています。対処を!

上記設定を行った場合、日付の経過と共に以下のようなアシストメッセージが表示されます。
■メッセージ表示例
1)2007年9月2日~9月4日

メッセージ表示社員 メッセージ内容

D社員

ナレッジ商事 回収遅延 1,000千円

2)2007年9月5日~9月7日

D社員

回収遅延 顧客:ナレッジ商会 至急回収してください。

C課長

回収遅延 顧客:ナレッジ商会 部下の指導が必要(D社員)

3)2007年9月8日~9月14日

D社員

回収遅延 顧客:ナレッジ商会 至急回収してください。

C課長

回収遅延 顧客:ナレッジ商会 問題になりそうです。対処を!

B部長

回収遅延 顧客:ナレッジ商会 問題になりそうです。対処を!

4)2007年9月15日~

D社員

回収遅延 顧客:ナレッジ商会 至急回収してください。

C課長

回収遅延 顧客:ナレッジ商会 重大な問題が発生しています。対処を!

B部長

回収遅延 顧客:ナレッジ商会 重大な問題が発生しています。対処を!

A事業部長

回収遅延 顧客:ナレッジ商会 重大な問題が発生しています。対処を!