マスターインポートユーティリティ
このマニュアルでは、マスターインポートユーティリティについて説明します。
マスターインポートユーティリティは、CSVファイルからセットアップやマスタ変更を効率的に行うツールです。
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CSVデータ(カンマ区切り)からの取り込み
CSVデータは、Excel等で容易に作成できるので、効率的にデータの作成が可能になります。 -
現在の設定情報を取り込み時と同じレイアウトで出力可能
組織情報については、設定情報の出力が可能です。現在の設定情報を出力し、変更後、再度取り込むことができます。 -
データ取込の際に、置き換え、追加・変更などの取込方法の選択が可能
ただし、データ種類により動作が異なります。 -
バッチ処理により実行可能
一部の機能については、バッチ処理にて取込・出力が可能です。
なお、バッチ処理はクライアント端末からでも実行可能です。
なお、マスターインポートユーティリティにて取込めるデータの種類に制限があります。また、データ種類によって、実行できる機能の差があります。詳細は以下を参照してください。
経費精算申請のマスターインポートユーティリティについては、管理者マニュアル 経費精算申請編 を参照してください。
(1)セットアップ可能なデータ
セットアップ可能なデータは以下のとおりです。
機能 | データ | 説明 |
---|---|---|
組織 |
社員 |
「社員の登録」にて登録する社員の基本情報および利用ライセンス情報。 |
地区 |
「地区の登録」にて登録する地区情報。 |
|
役職 |
「役職の登録」にて登録する役職情報。 |
|
社員区分 |
「社員区分の登録」にて登録する社員区分情報。 |
|
部門・グループ |
予定の組織図の部門情報。 |
|
社員所属 |
予定の組織図の社員所属情報。 |
|
CRM |
商品 |
「商品の登録」にて登録する商品情報。 |
顧客情報 |
お客様の名刺情報および会社部署情報。 |
|
基本 |
カレンダーイベント |
「カレンダーの登録」にて登録するカレンダーごとのイベント・休日情報。 |
(2)データ毎の実行可能な機能
データごとに実行可能な機能は以下のとおりです。
データ |
インポート時の動作 |
出力 |
||||
---|---|---|---|---|---|---|
全置換 |
追加・ |
データ変更時の条件 |
バッチ |
実行単位 |
||
社員 |
× |
○ |
ユーザIDが同一 又は 内部番号が同一。 |
○ |
全社共通 |
◎ |
地区 |
× |
○ |
外部コードが同一。 |
○ |
全社共通 |
× |
役職 |
× |
○ |
外部コードが同一。 |
○ |
会社別 |
× |
社員区分 |
× |
○ |
外部コードが同一。 |
○ |
会社別 |
× |
部門・ |
○※3 |
× |
○ |
会社別 |
◎ |
|
社員所属 |
○※3 |
× |
○ |
会社別 |
◎ |
|
商品 |
× |
○ |
商品コードが同一。 |
○ |
会社別 |
× |
顧客情報 |
× |
○ |
内部で管理している企業ID、部署ID、担当者ID が一致する場合。 |
○ |
管理単位別 |
◎ |
カレンダー |
○ |
△※4 |
○ |
カレンダー別 |
○ |
※1:全置換とは、データを削除した上で、新規に登録します。
※2:◎:画面およびバッチにて実行可能 ○:画面のみ実行可能 ×:出力不可
※3:予定の組織図にのみ取込可能。
※4:追加のみ可能。