CRMの概要
当システムのCRM(顧客管理)機能では、お客様の名刺情報の管理、お客様に関する様々な情報の管理・共有を行うことができます。
お客様の情報は、企業、部署、担当者(個人)に分けて管理されます。
お客様のフォローを行うことで、お客様に関する情報に変動があると NaviView に通知が表示され、新着に気づくことができます。
また、登録されたお客様情報を、条件や項目などを指定してCSVファイル、またはCRMデータベースとして出力して利用することも可能です。
さらに、名寄せ機能により、重複するお客様情報(企業、部署、担当者)を1つにまとめることができます。
お客様情報とお客様に関する様々な情報は “管理単位” と呼ばれる単位で管理します。管理単位には権限を設定し、ユーザはアクセス権限がある管理単位に属するお客様の情報のみ参照可能になります。
お客様情報やお客様に関する様々な情報は “顧客ポータル” を介して登録・参照されます。顧客ポータルはシステム管理者が設定します。
(1)管理単位について
“管理単位” とは、お客様を束ねる単位のことです。
管理単位は、システム管理者が「管理単位の登録」画面で作成し、権限の設定を行います。
ユーザはアクセス権限がある管理単位に対してのみお客様情報を登録・参照可能です。
異なる管理単位間でデータの共有はできません。
管理単位の権限設定によって、複数会社での情報の共有や特定部門内のみでの情報の共有も可能です。
<管理単位のイメージ(例)>
(2)管理単位とCRMデータベースについて
当システムのデータベース機能にはCRMデータベースと呼ばれる機能があります。
CRMデータベースも管理単位で管理されます。
管理単位とCRMデータベースの仕組みは以下の通りです。
管理単位を作成すると、自動的にCRMデータベースのフォルダが作成されます。
このフォルダ名は該当の管理単位名になります。
自動作成されたフォルダは、CRMデータベースの登録画面の左ペインのフォルダ一覧において、最上位の階層にシステムフォルダとして表示されます。
この管理単位フォルダ配下に作成したCRMデータベースの設定およびユーザ機能は、該当の管理単位にアクセス権限を持つユーザのみが利用できます。
CRMデータベースの詳細については、ユーザーズマニュアル データベース作成編 を参照してください。
(3)顧客ポータルについて
“顧客ポータル” とは、ユーザがお客様情報やお客様に関する各種情報を登録・参照するための画面です。
顧客ポータルは管理単位ごとにシステム管理者が「管理単位の詳細設定」画面で設定し、会社情報照会画面、部署情報照会画面、担当者情報照会画面の3種類があります。
システム管理者が設定した顧客ポータルは、ユーザーズマニュアル CRM編 の「企業情報の参照・変更」の会社情報照会画面、「部署情報の参照・変更」の部署情報照会画面、「担当者情報の参照・変更」の担当者情報照会画面として使用されます。
「管理単位の詳細設定」画面では、顧客ポータルに何の情報を表示するかを設定します。
当システムのデータベース機能で事前に作成したWebデータベース、汎用申請データベース、CRMデータベースの画面を顧客ポータルに表示し、対象のお客様に関する情報を各データベースの画面から登録・参照させることもできます。
したがって、システム管理者が管理項目や入力画面を自由に設定することが可能です。
ただし、Webデータベースと汎用申請データベースについて、顧客ポータルに表示させるためにはお客様選択項目を含んでいる必要があります。